SGT最終戦で完璧にレースを制圧したTOYOTA PRIUS apr GTですが、
aprが今季限りで参戦を終了すると発表しました。
ピットをEV走行して静かに発進する一方で、FN用の3.4L V8エンジンを
ミッドに配置して爆音を発するという魔改造車両、プリウスGT。
ハイブリッド部分に関してはaprではなくトヨタ側での開発となっていたようですが、
他のコンストラクターのあり物を買って取り付けるのではなく、あくまで
市販車両や汎用品で作り上げたという手作り感もある面白い車でした。
そのコンセプト、デザイン、性能、色んな面で私のツボを付きまくって
一番応援していた車だったので、大変残念です。個人的には1年目の色が
一番好きなんですがw
最終的な仕様ではモーターはレクサスIS用、ESはバッテリーではなく
キャパシターに換装されており、さすがに市販プリウス部品だけで
成り立ったわけではないんですが、これをきっかけにトヨタ側が逆に
プリウスの派生のクーペを作っても面白いんじゃないか、とすら
思っていましたので、未だにそういう話がないのもまた残念です。
ただオートスポーツwebによると、チーム監督で株式会社エー・ピー・アールの
代表取締役社長の金曽 裕人は
「トヨタがハイブリッドを作り続ける限り、私たちはそのハイブリッドの
パフォーマンスを限界まで追求していく」と語っているそうです。
わざわざ『ZVW30型プリウス参戦終了のお知らせ』と書いているので、
「じゃあ来年からZVW51型?」とついつい思ってしまいます。
しかし一方で彼らがこれまでに手がけた車を振り返ると、
MR-Sで始まって、やがてMR-SにV6エンジンを搭載。
MR-Sの次にまさかのカローラ アクシオ、しかもMRという魔改造で、
そしてプリウスに来ましたから、そんな馬鹿正直に来るのか?
という気もします。
来年も何かしら作ってきてくれると仮定して、今度はおもいっきり
反対側から考えを持ってきて『クラウン ハイブリッドGT』なんてどうでしょう?
車がデカイからダウンフォース稼ぎ放題ですよw
トヨタはレクサスとしてGT3車両を作っていくので、JAF-GT車両が別にあって
RC Fに勝ってしまうとまずい、というのがあって
開発への協力を渋って泣く泣く活動終了、とかじゃないといいんですが・・・
なお、aprでは最終戦優勝を記念した特設サイトを開設中。
ZVW30型プリウスのパーツが数量限定で大幅に値下げされて販売されています。
例えば『ZVW30 PRIUS apr車高調Kit』は通常\178,200が\88,000だそうです。
プリウスのカスタムを考えている方はこの機会に是非!w