金曜日に書いたとおり、SGT最終戦の予選は雨。
それもQ1開始後に雨が強まって、GT300終了後のインターバルの間に
路面水量がだいぶ増えてしまうという見事な悪条件でした。
この罠にハマった感があったのがミシュラン使用者、すなわち
MOTUL AUTECH GT-Rで、Q1落ちしてしまい予選12位。
同じ車+タイヤのS Road MOLA GT-Rが0.004秒差の13位なのでまあ見事なもんですw

 方やカルソニック IMPUL GT-RはなんとかQ2に残り、予選5位を獲得。
選手権3位のZENT CERUMO RC Fがその後の6位となり、スタート前の
状況としてはとても有利になりました。
 PPはKeePer Tom's RC Fで開幕戦以来2度目。雨のダンロップ、こと
EPSON NSX CONCEPT-GTが2位ですが、決勝の時間には雨は上がっていると
思われるので、またグダグダになるかもしれません。
かつてはもてぎとダンロップって相性が良かったんですけどね.
それにしてもウエットでスプリッター地面にこすって火花飛ばすって一体
どういうセットなんでしょうw

 ただ、ここまで全くドライで走らないまま決勝ですから、タイヤはほとんど
ヤマカンになります。開始時にまだ水があるかどうかがまず最初の問題ですが、
いずれにしてもカルソニックは立場上安定志向。一方MOTULはもう前に出るしか
無いので攻めたタイヤ選択をしてくる可能性があり、明暗を分けるかもしれません。
 チーム インパルは前回のレースで安全に行き過ぎてMOTULに実質的には
簡単にアンダーカットを許し、過去にも無難に考えて明らかな
判断ミスをしたケースがあり、戦略面でやや不安があるようにも見えます。
 また、解説の中嶋 一貴が指摘していたように、1つ前の順位は
PETRONAS TOM'S RC Fで、彼らは昨年互いにタイトルを争う中で
1周目にいきなり接触して台無しになりました。私は未だにこの過失割合は
7:3でむしろPETRONASのジェームス ロシターが悪いと思っていますが、
それはさておき、同じレクサスのZENTの支援にために、
まさかマット ケンゼスのようにミサイルをぶちかましはしないでしょうが、
かなり攻撃的に来る可能性もあります。カルソニックが消えれば当面
MOTULは後方、2、3位のNSXはドライで消えていく可能性があるので、
レクサスが上位をロック→ZENTを前に出す→大逆転、というシナリオができます。

 一筋縄では行かなそうな決勝、あっという間のシーズン最短250kmのレース。
いつもは「GT500はいいからもっと300のいい場所映せよ」と思う私も
今日ばかりは500中心です。

 一応GT300のPPはTOYOTA PRIUS apr GT。
プリウスも引退という噂があるんですが、40系プリウスに進化、
ってことは期待できませんかね?今の顔のほうがいいけどw