NASCAR スプリント カップ シリーズで3度のタイトルを獲得している
トニー スチュワートが2016年末で引退することが発表されました。

 スチュワート-ハース レーシングの共同オーナーでもあるスチュワート。
何度かご紹介していますが、唯一ウインストン、ネクステル、スプリントと
異なる3つの冠スポンサーの時代で王者となり、唯一旧ポイント制度と
チェイス制度導入後の双方で王者となり、唯一インディーカーとカップ戦両方の
王者であるアメリカン モータースポーツの生き字引みたいなドライバー。

 しかし最後に勝利したのは2013年、2014年には半分趣味の
スプリントカー レースで大クラッシュして骨折し、昨年は同じく
スプリントカー レースで死亡事故を起こし、今後民事訴訟に
なると見られています。
 オーナー業も相まってか明らかに最近は速さを失っており、
現在44歳という年齢はカップ ドライバーとしてはまだやれる年ではありますが、
いつ引退しても不思議ではない感じでしたから驚きではありませんでした。

 そして同時に、引退後の2017年からクリント ボイヤーが
14号車に乗ることが発表されました。
ボイヤーは所属するマイケル ウォルトリップ レーシングが
事実上消滅したことでFAとなっていましたから、いい就職先が見つかりました。

 そして最新の情報では、ボイヤーは、移籍までの「空白」となる
来季についてはHScott Motorsports(エイチスコット モータースポーツ)
で走るであろうと報じられています。
HScottはシボレーのチームで、今年は51号車、私の勝手なイチオシ、
でお馴染みのジャスティン オールガイアーと46号車・マイケル アネットの2台体制です。
チーム側はまだ正式に認めていないようですが、いずれかと
入れ替わることになりそうです。
 実はこのニュースを見る前、レースを見ていて
「スチュワートが来季限りという噂だ」と言っていたので
『オールガイアー頑張ればビッグ チーム入りのチャンス!』と
勝手に思ってたんですが、むしろ追い出されそうです^^;

 諸々の移籍市場も気になる時期になってきました。