今週末は連休なわけで、お出かけな方も多いでしょうが、
SUPER GTは第6戦SUGOです。
 魔物が、と毎年言っていて、だいたいなにか起きるわけですが、
まず天気予報は今のところまあ大丈夫な感じ。
 個人的に今年影響が出そうなのはGT500の空力パッケージだと思っています。
昨年は急な速度増加に対してGTA側が「富士仕様で走らせる」という
突然に突貫工事対策を施して幅広ぺたんこウイング+カナードなしな
車での走行でした。
 しかし今年は通常通りの仕様でのレースになります。昨年より
ダウンフォースが増えるわけですが、DFを増やして依存した車は
バランスが崩れると高速でなす術なく壁に当たるのでリスクと隣りあわせ。
7月のテストではそのせいもあるのかGT500車両がコースを外れることが
多く赤旗が連発されました。

 ただ映像を見ているだけの素人考えですが、コース後半のSPコーナーは
縁石に少し乗せつつ曲がる左の中速コーナーが2つ続きます。
ここは下りながら路面にカントが付いていてそこに加えて縁石をかすめるため
車のイン側がやや浮いた感じとなり、下面でDFを稼ぐ現行GT500車両は
いきなりのDF抜けやハンドリングの変化が起きるのではないかと想像します。
 もちろんテストと同じことをレースでやらかすほど素人集団ではありませんが、
前に車がいたり、GT300をさばくのにいつもと違うラインで入ったり、
といった変化に対して、ドライバーがいかに対応するか、あるいはそうした
状況を踏まえてセットをするか、というところは注目点かなと思います。

 まあ何せ飛び出して止まれるコーナーって少ないので、大事故だけは
起こらないように祈っています。
そもそもLMP1.5みたいな速さの車とGT3車両が混走してレースするには
適さないようなコースな気がするので。