たのクリEX14ムシキングカップ、みなさんありがとうございました。
レース前から「うまくやれば勝てなくもないかも」と思っていましたが、
まさかあんな形で拾うとは思わなかったので驚きです。
最後のストレートで大群が近づいてきてビビりましたw
鈴鹿1000kmのスタートを待ちつつざっと振り返ります。
予選ではエクスミューレではみ出して1秒ほど失いました。
2列目に入るつもりだったので完全に失敗です。
スタートは練習していたのに、ハラキリさんがフライングしたよう
見えたことに気を取られてアクセル全開にしてしまいましたw
事前のレース計画は、単独だとタイヤの交換の有無の差がないので、
逆を言えばタイヤが温存されて落ち幅が少なければ無交換が有利、
できないなら集団走行が有利です。そこで
1 ペースが早くてついていくので目一杯なら前に合わせてピットに入り
集団に留まる
2 十分付いていけるor自分が先頭なら極力タイヤを使わずに、他がピットに
入ったらそこから無交換で攻める
ただ1は同時に数台入る可能性が高くピット渋滞が怖いところです。
マッキーさんが「ポールならいやらしいことをする」と意味深なことを
言っていたので、きっと「2」と同じだろうと推測、実際集団が遅いので
2で行こうと考えました。
RBさんが先頭の時だけ速くなって笑えました。なんかマラソンみたいですw
1つ目のミスは3周目に「RBさんだけ」入ったことで、一方で集団はまだ遅いので、
これだとRBさんだけが大幅に速く、計算の前提が崩れます。
私はRBさんの後ろにいたので「しまった合わせればよかった」とやや後悔。
4周目になって集団が2つに割れてしまい、裏ストレートでとりあえず
スリップで6位→4位になりたい、そのためには前の2台の位置取りをうまく
利用しないとなあ、とか考えていたらその手前で飛び出して3秒失い、ボボさんに
抜かれてしまいましたw
ここでヒマさんを除いてピットへ、渋滞が起きます。
「あれ?マッキーさん入るの!?」と思いました。
この時点でヒマさんと7秒弱の差で、ずーーーーっとおなじ間隔。
方や後ろは順位表示を見るにRBさんはマッキーさんを大きくアンダー カットできずに
むしろそれで2台でペースを上げている印象。ピット後は渋滞でバラけて
こうなりづらいと踏んでいたので、えらい勢いで追い付いてきて誤算ですw
でもなんか6周目の中盤でRBさんが離れた模様。たぶん全開区間で並んで
芝でもふんだんだろうけど、これならさっきほどのペースにならんからラッキー♪
と思いつつ、ヒマさんに少しずつ接近。ただまだ5.5秒。届きません。
裏ストレートで赤色が後ろに来たので、前に出て頂いて、残ったタイヤで
付いて行きます。ここに来てまさかのマッキー号の背後にピカチュウ。
やらかすといけないので肝に銘じつつ、スリップの利点を逃すものかと攻めます。
狙い通りヒマさんのところまで連れて行ってもらえそう。
この時点で「ヒマさん鬼ブロック→ペース落ちる→もう1度追いつく→チャンスあり」
と考え始めます。そしてバトルの一部始終を見ることに。
純粋にレース好きとして言いますと、ヒマさんのブロックは全開区間で
ラインを変えていますので、少々やり過ぎ感はあります。
ただ全くダメかというと、それを言い出すと1992年、モナコGPでの
アイルトン セナも、ナイジェル マンセルが来る一歩手前でラインを変えて
道を塞いでいるので、道の狭いコースで前にいる人に許されたぎりぎりの線、
と見ることもできます。
方やマッキーさんも、ちょっとそれに対してムキになって全箇所で
行き過ぎた感があり、最後の直線で抜いて勝つのは良くないというのも
あったのかもしれませんが、カルッセルで外を並走しているのを見た時に
アクシデント発生を予感しました。事故はその数秒後です。
インに入ったマッキーさんに対してヒマさんのブロックが遅かったので
絡んでしまい、片輪が芝に乗ったままブレーキを踏んで横を向き、
ヒマ号のノーズがとどめを刺して完全に横を向きました。
相手が入ってから寄せてしまったので、実際ならペナルティーをとられる
可能性は高そうです。
私はヒマさんと長いことレースをしていて、けっこう後ろを走ることが多いので
どういう走り方で来るか予想がつきます。
タイヤ状況はちょうど「普通の車vs変な車」に近い状況でしたから、
私ならできるだけ待って「こりゃあ全開区間で並ぶのはむりだ」と
待って仕掛けたと思います。
実際にそういう感じで抜いてみました。ちょっとブレーキが奥すぎて
幅寄せの一歩手前で申し訳なかったですが。
ただそれでも直線で抜き返される可能性大なので、さてどうしたもんかと
思っていたら、ヒマさんが私と同じことをして後退、おかげで逃げ切りました。
キレたマッキーさんが最終で入ってくると怖いので、最終まで気は抜けなかった、
というのが正直な感想です。
ニュルは特殊なコースですし、レースに対するスタンスもそれぞれなので、
みなさんどう感じたかもそれぞれだとは思いますが、顔の見えない関係ですから
ある程度はお互い許容し合った上で今後もレースしていきたいと思います。
ちょうどレースのスタートになりましたw