F1第10戦 PIRELLI MAGYAR NAGYDÍJ。
土曜日に私が予言(?)した通り荒れた展開になり、セバスチャン ベッテルが
土曜日に私が予言(?)した通り荒れた展開になり、セバスチャン ベッテルが
今季2勝目を挙げました。
一瞬も目が離せない面白いレースではありましたが、野球に例えるならエラーで出た
一瞬も目が離せない面白いレースではありましたが、野球に例えるならエラーで出た
走者が牽制であっさり刺された、と思ったら送球が頭に当たって逸れて点が入った、
みたいな、最高峰としてはちょっと…な内容だったとも言えます。あまりに
突っ込みどころが多く、伏線もいっぱいあるので昨年に続いてまたも2回に分かれます。
さあいくつ突っ込みどころがあるんでしょうかw
①マッサが珍事を起こす
フェリペ マッサがグリッドの手前に止まりすぎて検知できなかったために
フェリペ マッサがグリッドの手前に止まりすぎて検知できなかったために
スタート手順を進行できず、エクストラ フォーメーション ラップを適用。
ベテランなんだから頼みますよホント。
②ハミルトンのスタートが下手
やり直しというのは集中力の点で大変ですが、PPのルイス ハミルトンは
スタートに失敗、ニコ ロズベルグも偶数列で伸びず。
3位からベッテル、5位からキミ ライコネンが好スタート。
ハミルトンはこれで3戦連続でPPからスタートで順位を失っています。
はてこれはドライバーとエンジニア、どっちのせいだ?
③ハミルトン自爆する
ロズベルグにも抜かれて4位のハミルトンはターン6はみ出して砂場へ突入。
ハミルトンからすれば「ニコに押し出された」といった感じ。
しかし映像を見ると、確かにロズベルグは中途半端な動きをしているものの、
そもそもハミルトンが混雑した中でブレーキを遅らせすぎて、自分から
行き場のない方へ突っ込んだ印象です。
④ロズベルグが空気すぎる
フェラーリ2台は快調な滑り出し。ロズベルグはライコネンにすら
付いて行けません。せっかくライバルが自爆したのに、なんだか3位で終わりそうな
雰囲気。こっちも苛立ちMAXな感じです。
予選に比べて気温や風向きが全く違ったそうなので、フェラーリはこれに
うまくハマり、メルセデスには悪影響だった可能性がありますが、
こういう時に遅いとまたアンチが騒ぐのが目に見えています。
⑤リカルドのブレーキが恐ろしい
4位スタートからこれまた失敗して7位に落ちていたダニエル リカルドでしたが、
車の調子は良さそうでガンガン攻めてきます。
非力なPUでは抜くのは困難なので相手のミスを待つしかないのかと思いきや、
ターン1でものすごいブレーキを連発。2車身は離れているのに、相手がブレーキを
踏んでからインを覗いて、相手が切り込む前にその脇を通過し、ブロックさせず、
接触もしないまさにマジック ブレーキ。これぞプロの技!
これが終盤のあれこれの起因になってくるわけです。
⑥ハミルトン、人のことを言えない
1度目のピット サイクルを終えるとハミルトンはもう5位。作業に時間がかかり、
ターン1でボッタスに抜かれかけたのを「お前関係ねえだろ」みたいな感じで
明らかにラインを残さずに追い出して順位を守りました。ですから③の件に
戻ると「人のことを言えたもんじゃない」です。ていうかこっちのほうが
ひどいです。
しかしもう5位のハミルトン、リカルドも抜いてしまって、あっという間に
4位まで戻ってきてしまいました。圧倒的じゃないか、我が軍は、
とメルセデス首脳が言ったかどうかは分かりませんが、対抗馬が誰もいません^^;
⑦タイヤ選択がバラバラ
第2スティントのタイヤ選択が結構分かれてしまい、フェラーリは2台とも
オプション(ソフト)、ロズベルグ、リカルドはプライム(ミディアム)、
ハミルトンはオプション。
オプション→オプションは王道で、特に固いタイヤが苦手なフェラーリは
できるだけオプションで引っ張って、後の足りない距離だけを最小限に
プライムで走るのは分かります。
一方逆にした場合、終盤にSCが入ると、前が規則により強制的にプライムを
使わされる場面で自分たちはオプションを装着して、差がほとんどゼロから
始まるので圧倒的優位、大逆転を狙うことができます。
つまりこの時点で大逆転の「弾」を持っていたのはロズベルグとリカルド。
まあそうは言ってもSCなんてそうそう出ないから、なんて思っていたら、
43周目にニコ ヒュルケンベルグのウイングがいきなり脱落して
ターン1を直進しクラッシュ。
この時点では「SC」ではなく「VSC」。さあ、ゴタゴタのレースの
第2幕が始まってしまいました。