これがオーナーの力!RB独走!

RBが新型ロードスターを購入・納車されたことを記念して開催された
マツダ ロードスター カップ。
残念ながらND型はまだホモロゲーションを取得しておらず参戦できなかったが、
RBにとって大きな問題とはならなかったようだ。
予選から、というよりもフリー走行の段階から他を圧倒していたRB。
一人だけ1分19秒台のタイムを叩き出すポール ポジション獲得で
ライバルを閉口させた。
2位はNB型の1600NR-Aに乗るSCが獲ったかに思われたが、最後のアタックで
これをNC型のシリウスが100分の2秒差で逆転。これで1列目にNC型が
並ぶことになった。
決勝。スタートで2位にシリウスを牽制してラインを外寄りに取るRBに対し、
蹴りだしの加速が良かったSCが接近。ターン2でやや強引にインに飛び込んで
トップを奪う。
しかしボウル ターンでSCに合わせたRBはすぐさま抜き返しトップに。
ここから毎周1.2秒以上速いペースで2位を引き離していく。
2位のSCの背後にはシリウス、マッキーが張り付き、SCは防戦一方。
狭く抜きどころのないレイアウトを生かして必死にブロックを続けるが、
徐々にタイヤが摩耗し動きが苦しくなる。
RBはレースが半分を超えた13周目にピットへ。するとその後方では
最終コーナーで膨らんだSCのインにシリウスが飛び込み暫定のトップに。
しかしSCももう1度抜き返そうと並走したままターン1へ。
インのラインを取ったSCのロードスターはタイヤが踏ん張れず外へ膨らみ、
シリウスと接触してシリウスがダートへ。SCも接触で姿勢を乱して
インのダートに飛び込んでしまう。
砂の上を滑走したSCはターン2を横切るようにコースに復帰、ここでまたも
シリウスと接触寸前となると、2台がもつれ合う光景を横目に、インから
マッキーが抜け出すことに成功。労せずしてトップに立つ。
シリウス結果的にSCを抜くことはできたものの、マッキーに順位を
明け渡すことになってしまった。
ピットを終えたRBはまさにこの混乱の数秒後ろでコースに復帰。遠巻きに
この様子を眺める。この周には早くもSCを1周目と同じ位置で仕留めると、
続く15周目にシリウス、マッキーも立て続けに抜いて再びトップに。
これを抜き返す力がマッキーに残されているはずもなく、RBは結局
21.9秒という大差をつけて勝利を挙げた。
SCの接触はレース後の審議でお咎め無しと裁定されたものの、
「自分が観客の立場ならペナルティーを受けて当然と非難する行為」と
反省しきりだった。