今日は暇だったのでたまってたデータ整理とか動画制作とか
やってたんですが、昼にテレビ大阪でミニ四駆の番組をやっていたので
思わず見てしまいました。
私はがっつりミニ四駆世代。お小遣いで色々買って、仲間内では
割と速い方でした。
とにかく軽量化と安定性に重点を置いて開発し、デザインなんて二の次w
おかげで、他の人だと簡単に飛び出してしまうプラズマダッシュモーターを
装着しても安定してコースを走り続けていました。
今でも捨てきれずにシャーシだけ1個手元に残っています。

スーパー1シャーシにトルクチューンモーター。大径ワンウェイホイール、
アルミモーターサポート、前のスライドするやつは何て言ったかな・・・
コーナリング荷重にシャーシが耐え切れず、確か3回ほどシャーシが折れて
シャーシを手に入れるためだけに新車を買いました。
今にして思えば軽量化のし過ぎでシャーシ剛性が不足していたんですね^^;
たまに日本橋のジョーシン スーパーキッズランドに行くと、なぜかちょうど
タミヤの新製品発表会のタイミングなことが多くて、
ミニ四駆も見るんですが、最近は従来の流れのデザイン以外に
実車風のデザインのものがあったり、「あれ?ヴィジョンGT?」と
思うような形状があったり、なかなか興味深いです。
というか架空でデザイン作らせると結局VGT的デザインに帰結するんですかね。
番組を見ていたら「マスダンパー」とか「ブレーキ」とか
「なにそれ?」なパーツもたくさん。
ブレーキは要するにリアの下部に抵抗物をわざと取り付けておいて、
ジャンプする場所でおしりが浮いたら強制的に減速させるものですね。
マスダンパーは重りを棒に取り付けて上下に動く状態にしておき、
車が浮き上がった時に上に移動し、着地して頭がごつんとなった時に
時間差で下に落ちてきてさらなるバウンドの動きを相殺するという類の
もののようで。公式大会のコースは強制的に飛び上がるように作ったあるので
飛び上がり対策をしないと完走ができないようです。
マスダンパーというとF1では2006年にルノーR26が使いこなしていた(と推定される)
ことで有名な存在です。
ノーズにこれを取り付けて、車のフロントのピッチングを相殺させていましたが、
これが「可変空力デバイス」とされて、シーズン途中で禁止となるF1で
おなじみの政治戦に。
禁止されたことで戦闘力を落としたフェルナンド アロンソをフェラーリの
ミハエル シューマッハーが猛追。
引退を表明していたシューマッハーを援護する動きともとれる流れでしたが、
日本GPで彼の248F1はエンジンが壊れて終幕。
地上波解説の片山右京が「ちくしょう・・・!!」とものすごく肩入れした
コメントをしたのを今でも覚えています。
全国の小学生は10年近い前にF1で繰り広げられたマスダンパー騒動を
知る由もないでしょうが、ミニ四駆でもマスダンパーの使い方がものすごく
大事で、足せば当然重りになるし、取り付け位置で効果も全く変わるので
繊細なセットが求められるそうです。
と書いていると、とりあえず最新の高いパーツをつけていればそれなりに
戦闘力を発揮できた(であろう)私の時代と比べると遥かに高度化しており、
大人の力がモノを言いそうな感じがしてきました。
跳ねに対する制御とか物理が大事そうですしね。
ちょうど私のような第2次だと思いますが、ミニ四駆世代に「大人買い」
させたい意図が見えますがw
ラジコンのセッティングが割と実車に通じるところがあると、好んで
R/Cカーを遊ぶプロのドライバーもいますが、久々に見たミニ四駆も
またずいぶんとモータースポーツ化していたんだなと感心しきりの1時間でした。
願わくば、こうしてミニ四駆で遊んだ子どもたちがモータースポーツに
興味を持ってもらえたら、とファンとしては思います。
タミヤさんはもちろんスケールモデルなんかも手がけているわけですし、
自動車メーカーだって、この全国の「車の面白さ」を知っている子どもたちを
放っておくのは損だと思うんですが。
「ナレーション:池澤春菜」ってのも刺さりましたw