1年目のフォーミュラーEはロンドンでいよいよ最終戦。
土曜日、日曜日と同じ場所で2レースを行い、初代王者が決まります。
ロンドンというとGT5からロンドン市街地コースがあり
「こんな狭い場所はレースするとこじゃねえw」と思いましたが、さすがに
そこでやるわけはなく、Battersea Parkという公園の外周道路で行われます。
が、コースを見てみると・・・
狭いし、木が覆ってて見づらいし、要素としてはGTのコースと大差ありません。
サイクリング用だろこれw
ちなみにこのコース紹介、カルン チャンドックは走りながら無線で解説
しています。大したもんです。
ストレートの受けの映像だと道がものすごくうねっていて、まだ
ラリー ド エスパーニャのほうが平らじゃないかと思えるほど。
そして、土曜日のレースでは、ターン1のイン側の路面があまりにひどく
再舗装を行い、その工事が完了していないためにフェンスで覆うというあり得ない対処。
(動画は『ニュー ターン1』と言っている通り舗装完了後の日曜日のものです)
狭すぎるのでSCスタート&レース中ずっと黄旗という措置になりましたw
レース開始前のポイントは
ネルソン ピケ ジュニア 128
ルーカス ディ グラッシ 111
セバスチャン ブエミ 105
そして第10戦のグリッドは、1位にブエミ、3位 ディ グラッシ、4位 ピケ。
ブエミは特に語る内容がないほど完璧で、1位+PPの28点を獲得しました。
一方17点差を有するピケは、着実な走りを宣言しながら序盤いきなり
ディ グラッシに仕掛けてなんと接触。幸い車は壊れなかったものの、
ピケはジャン エリック ベルニューに抜かれてしまいます。
ディ グラッシからすればしめしめ、のはずでしたが、ベルニューのペースは早く、
ディ グラッシもまた抜かれてしまいました。
結局王者を争う2人の位置関係はレースが終わるまでこのままで、
レース終了時点でのポイントは
ピケ 138
ブエミ 133
ディ グラッシ 125
ピケのリードは5点に大きく目減り。そして日曜の最終戦へと向かいました。
なお、このレースでe.dams-Renaultはチーム王者を確定しました。
また、Amlin Aguriはアントニオ フェリックス ダ コスタが裏でやっている
本職のDTMに出ているため、代役に日本人の山本 左近を起用。
山本は実家が医者で、自身も医療の道へと進んだためここ数年レースは
していませんでしたが、最先端のレースと先端医療に何か通づるものを感じたのか
今回の復帰に至ったそうです。
日本で誰か拡散したのかなんと王者争いをよそにファン ブーストを
獲得してしまいましたが、予選18位、決勝は乗り換えた2台目の車が動かず
リタイアになりました。
ピケが王者を争うNEXTEV TCRも今回地元ドライバーのオリバー ターベイを起用。
ターベイは前の週はタイでNSX GT-コンセプト、その前の週はル マンで
Gibson 015S-Nissanに乗っていて、3週連続ぜんぜん違う車でのレース。
しかしケンブリッジ大学出身の秀才にこのレースは合致したのか、
なかなかの走りで9位でした。
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