いよいよF1の開幕と北陸新幹線の長野~金沢間の営業開始が来週に
迫ってきましたが(我々が長野新幹線と呼んでいるものは厳密には
北陸新幹線の先行開業区間)、そんな中気になる情報が入ってきました。
今季50歳になる中日ドラゴンズの山本 昌が今年初の実戦登板で、
今季50歳になる中日ドラゴンズの山本 昌が今年初の実戦登板で、
1球投げただけで膝を痛めてしまいました。本人は「他の投手が掘った
2つ穴の間に着地して膝がごりっとなった」と説明し、体は問題ないとしましたが、
本当はただの年のせいではないかという噂が流れています。
すいません間違えました(^^;)
今季からホンダのパワー ユニット(PU)を使用するマクラーレンの
フェルナンド アロンソが開幕戦を欠場、ケビン マグヌッセンが出場することが
発表されました。
アロンソは2月22日のバルセロナでのテスト中の事故で壁に当たった際に脳震盪を
アロンソは2月22日のバルセロナでのテスト中の事故で壁に当たった際に脳震盪を
起こし、短期間に2度脳震盪を起こすと生命に危険があるため万全を期したとのことです。
しかしこの公式発表、どうも不可解な点が拭えないと議論が止みません。
この事故はターン3で起きました。ここは比較的ゆるく長い右コーナー。
この事故はターン3で起きました。ここは比較的ゆるく長い右コーナー。
しかしアロンソの車はこの出口付近で突如姿勢を乱してインに向かって走りだし、
そのまま壁に浅い角度で接触。しばらくズリズリと壁に擦りながら走って止まりました。
車は壊れたとはいえ破損状況としてはそこまでひどいものではなく、大事故とは
言えませんでした。しかしアロンソは係員の呼び掛けにすぐに反応しなかった模様で、
ヘリコプターで病院に搬送されました。
チームは後に「急な風」が原因と発表。まず外に膨らんで片輪が芝に乗り、
チームは後に「急な風」が原因と発表。まず外に膨らんで片輪が芝に乗り、
そこからカウンターを当てたところに風が来て車が暴れた、と発表し、
アロンソの体は問題ないと発表。
しかし、件の脳震盪については、発表する時と人によって、あったとか
無かったとか言っていることがバラバラで、話の経過をたどると
今回の発表を受けて「ああ、脳震盪ありが正しいことになったのか」という
状況だと聞きました。
後ろを走っていたセバスチャン ベッテルは、アロンソの動きは急に内を向いて、
後ろを走っていたセバスチャン ベッテルは、アロンソの動きは急に内を向いて、
回避行動をとるでもなく壁に当たって奇妙だったと指摘。また、現場付近の
写真家が撮影した連続写真には、アロンソが壁に当たる前から意識を失っていたと
類推できる様子が複数おさめられていたようです。
こうした背景から、本当は電気系統に問題があり、アロンソは感電して
こうした背景から、本当は電気系統に問題があり、アロンソは感電して
先に意識を失い、結果いきなり無抵抗に壁にぶつかったのではないか、
という噂が流れています。
昨年からの車両は高電圧のものを内包しているため、車が停止した場合でも
昨年からの車両は高電圧のものを内包しているため、車が停止した場合でも
不用意に触れたり、あるいは片足を地面、もう片足を車両に残すような降り方は
感電の恐れがあるので危険という、ピカチュウのような車です。
確かに絶縁が不充分だと車両の中で感電する可能性はあると思われます。
ホンダのPUは感電防止のための装置が他社より少ない、とか
「アロンソが事故前に背中に衝撃を受けたと言っていた(つまり電気が流れた?)」
といった真偽不明の情報が山のように持ち上がり、元F1ドライバーも
変だ変だと口にする状況に至っています。
個人的にはその様子を見たわけでもないのに憶測を鵜呑みにはしませんが、
ベッテルはアロンソについて「速度が出ていなくてクール ダウン ラップかと思った」
と証言し、そんな速度で突風を受けていきなり車が暴れるのか、
疑念を持つ人の考えは分かります。
もし運転中に感電するような車なら安全面に極めて重大な欠陥があると
言わざるを得ません。FIAが調査に乗り出しているようですが、
どのような内容の結果を、いつ、出してくれるでしょうか。
仮に本当だとして、2度と起きないと言えるならいいですが、曖昧な状況なら
仮に本当だとして、2度と起きないと言えるならいいですが、曖昧な状況なら
参戦そのものを再考すべき事態だと思います。
もしそうでないなら、大して大きな事故に見えないのに3日も入院する羽目に
もしそうでないなら、大して大きな事故に見えないのに3日も入院する羽目に
なるのはそれはそれで結構大きな話で、ロマン グロージャンはその点から
車の安全構造上、真横の衝撃が吸収されないことに対して危惧するコメントを
出しました。大して壊れていないからこそ、衝撃が全部人間の側に来てしまう、
ということですね。
万一アロンソ側に、急に意識を失うような疾患があるならまた話は変わりますが。
この話とは別に、年明けに新車が発表された際には、アロンソが加入したのに
スペイン企業のロゴが全然見えないことから、「アロンソの契約は実はまだ仮で、
テストで車が不満なら解約してわざと浪人になるんじゃないか。だからまだ企業が
付かないんだ」という話もありました。アロンソがここまでの仕上がりと
今回の1件で出る気がなくなってしまったから欠場、とはさすがに思いませんが、
当時「開幕戦にアロンソは出ると思うか」という賭けがあったなら、Noと
答えた人は大儲けです。
昨年のレッド ブルはたとえテストでロクに走れなくても車体さえ良ければ
勝てることを証明しましたが、言い換えればホンダPUはまだ昨年の
ルノーと同等レベルの1年遅れのことをしているとも言えます。
もちろんレッド ブルほどマクラーレンの車体が速いとは思えません。
マクラーレンとホンダのスタッフの連携がイマイチなためにオイルを入れる量を
間違えて壊れたり、MGU-Kのシーリング部品が不良品しかなかったり。
複数チームのデータで開発を進めた昨年のメーカーと違って、ホンダは
マクラーレンただ1つ。壊れて修理している間は何一つ情報が入りませんから、
昨年のように「なんだあ、意外と完走率高いじゃん」となるとも言えなさそう。
しかしそんなことよりも、アロンソが本当に帰ってくるのか
気になってしまう今日この頃です。