開幕戦の失格裁定に対するレッドブルの控訴が認められず
ダニエル リカルドの失格が正式に決定。そしてグランプリは中国へ。
そんな中今さらながらバーレーンナイトの独り言。
 
◎両雄並び立つか
 バーレーンの夜を熱くしたのはメルセデスの二人、ルイス ハミルトンと
ニコ ロズベルグ。予選では今季初めてロズベルグがポールを獲得するも
スタートでハミルトンが先行。第2スティントでタイヤ選択が別れ、
セーフティーカー導入後のリスタート前には両者に
「2台そろって持ち帰ってくれ」の無線。
 私はこの2点をチームオーダーと解釈し、川井ちゃんもそう解釈したものの
その後の展開と当事者のレース後の話を信用すれば全く逆。
 メルセデスは前を行くドライバーに作戦の優先権を与え、後ろのドライバーには
別の作戦でのみ逆転を許す方針を決めていた様子。
 そして思わぬセーフティーカーで接近戦となっても両者はぶつかることなく激しいバトル。
ハミルトンのブロックは相手を押し出したといわれかねないギリギリの
ライン取りだったものの何もおきなかったのはやはり互いに敬意を持って争ったからでしょう。
セバスチャン ベッテルとマーク ウェバー、あるいはマクラーレン時代の
ハミルトンとフェルナンド アロンソにはなかったものです。
 さらに言えばロズベルグも以前ここでコース外まで相手を追い出しながらブロックして
走った「前科」があるので文句が言いにくい立場だったかな、とも。
両雄並び立たず、といわれるこの世界。どう考えても二人のどちらかがチャンピオンという
状況下で、二人はどこまでフェアに争い続けるか?そしてチームはどう操るか?
彼らの姿勢はそのまま今季のレースの面白さに関わってきそうです。
ロズベルグ「これで今年のF1がつまらないなんて言うヤツはいないだろ!」
 ちなみにこの二人、バトルしてレコードラインを走ってないのに3位の
フォースインディア、セルジオ ペレスより3秒近く速いペースで走行。
これじゃあ誰も勝てないはずです(^ ^;)
 
◎「君より速い」
 順位を入れ替えるにあたっておなじみのセリフ。でも言われたのはワールドチャンピオンの
ベッテル。リカルドとタイヤが違ったとはいえ、まさか彼がこんなことを
言われるようになるとは思っていなかったでしょう。リカルドはやはりかなり強力な
ドライバーのようです。それにしても今回もベッテルの車はトラブル持ち、
まだ呪われてますか?w
 
◎クワガタかよ!
 セーフティーカーの原因となったのはピットロードを出て1コーナーに進入した
パストール マルドナードがレーシングラインから進入しアウトからかぶせた
エステバン グティエレスと接触し、グティエレスの車が側転したため。
「うわあ!なんだなんだ!?」という感じのグティエレスの無線。
私から見ればどちらも相手を気にしておらずおあいこな接触劇。
タイトな1コーナーにピットからインベタで入れば全長の長いグランプリカーが
小回りするはずもないんだからグティエレスも切り込みすぎ。
マルドナードも警戒しなさすぎ。こんな事故はこりごりです。
 果たして低いノーズが1回転を助長したかは定かではありませんが、
ロータスの2本ノーズと黒いデザインが相まって、どうしてもクワガタがツノで
相手を投げ飛ばしたように見えてしまったのは私だけではないでしょう。
 
◎小林に悲劇
 セーフティーカーが入ると燃費が楽になる・・・こんな常識が通用しなかったのが
小林可夢偉。リスタート前には14位につけていた小林。ところがレース後リザルトを
見るとライバルのマックス チルトンから37秒も遅れてフィニッシュ。
タイヤでも交換したのか?と思いきや原因は「燃料切れ」
 チームは1周遅れでフィニッシュすると想定して最初から1周少ない燃料でスタート。
実際周回遅れになっていたものの、セーフティーカー導入時に
ウエーブアラウンドでラップバックしてしまい、予定外の「同一周回」。
仕方なく超燃費走行した、という悲しいお話でした。
 しかもこの間にジェンソン バトンがリタイアし、マルドナードがペナルティを受けたため、
チルトンは13位フィニッシュ。これでマルシアは今季のベストリザルトが13位2回となり、
1回のケータハムを抜いて再びコンストラクターズ10位に返り咲き。
 開幕から3戦連続でマルシアかケータハムのいずれかが13位とは
完走率の低い今季を象徴しています。
 ケータハムはマレーシアでは燃料があまり気味だったという話なのと、バーレーンは
セーフティーカーが滅多に出ないので切り詰めたんでしょうが、リスク管理としては
少々甘すぎだったと思います。
エアアジアの日本再参入も発表されましたが、ケータハム・小林、再逆転なるでしょうか。
 
 バーレーンでは毎年コース外へ押し出したかどうかが問題になります。
安全性を考えた結果とはいえ、やはりコース外も延々と舗装路を走れるというのは
あまり面白いものではありませんね。
何か最新テクノロジーでより安全で、それでいてミスした人がそれなりに
代償を払う仕組みってないものでしょうか?