この前シーズンが終わったと思ったWRC。早くも2014年シーズンが
先日モンテカルロで開幕し、チャンピオンのセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン)
が貫禄の優勝。今年も圧倒する可能性を見せつけました。
近年雪のない「ただのターマック」が多いモンテカルロ。今年は標高が上がるごとに
ハーフウエット→雪+氷と路面が変化する「らしい」天候に。
デイ1ではタイヤ選択の当たりはずれがはっきりと現れ、いきなり元F1ドライバーでWRカーでは
実質新人のロバート・クビサ(フォード)がトップタイムをマークし、地元ドライバーのブライアン・ブフィエー
(フォード)も好タイムを連発。一方、オジェは大ハズレで早々にトップから1分以上離されるモンテらしい展開。
結果デイ1時点でブフィエーがトップ、2位にクリス・ミーク(シトロエン)、クビサが3位と)、WRCで1度も
表彰台に乗ったことのない人が上位を独占。
しかしデイ2以降はオジェが実力を発揮。ブフィエーは抵抗を見せるもスピンして
貯金を吐き出しオジェの力には及ばず、ミークは二人についていけず。
クビサは橋の欄干に直撃し、危うく一歩間違えばまた
病院に送られるクラッシュ。(幸いあたり方がよく、崖下にも落ちず、強固なWRカーに守られた)
デイ3もオジェはトップを快走。ブフィエーも難しい状況できちんと完走し
(あとはゆっくりいけば、と思っても意識すればまた事故ることはゲームですらよく分かるので
これは大変立派なこと)2位。ミークも3位となりました。
このイベントでデビューした新規参入のヒュンダイi20 WRC。
ところがSS1でエースのティエリー・ヌービルがいきなりクラッシュ。
モンテカルロはデイリタイアしたドライバーがペナルティを受けた上で翌日から再スタートする
救済システム=ラリー2を採用していないため彼の新たなスタートはたった数kmで終了します。
さらにもう1台のダニエル・ソルドもトラブルで初日に消え、ヒュンダイがこのラリーで得たのは
土日にゆっくりとモナコ観光する時間だけでした。
と、結果はさておき面白い開幕戦だったんですが、
一つ残念なことに、昨年限りで雑誌WRC PLUSが廃刊した影響か
今年J SPORTSのハイライト番組のスタジオに現地取材してきた人がおらず、
(ここ数年同誌の取材をしているジャーナリストがスタジオに現地情報を持ってきて
解説してくれていた。かつては日本メーカーがいたためスポンサーがあり
番組ディレクターが現地取材にいけた)
ただ手元の資料と映像だけで進行することになってしまいました。
WRCが推進しているためステージの生中継が増えるものの、
実際に現地に行った人の話が聞けないのはやはり物足りない印象。
それに解説に新たに座る国沢光宏さん、たしかに過去にもテレ東とかでWRC番組の
コメンテーターやってた記憶がありますが、ジャーナリストに比べると明らかに
知識は少ないでしょう。
誰か、ていうか日本メーカーさんJ SPORTSに制作予算出してあげてください。
でないと将来復帰したとき日本でWRCなんて誰も知らない競技になってますよ。
せっかく面白い競技なのに魅力が何割か薄れてしまった、そんな気がした開幕でした。