【シナリオを書いているあなたへのお手紙 for you】海を渡るブルース
秋の夜なが、どんな風に過ごされていますか? わたしがはまっているのはインドのお香です。一日の熱をクールダウンするのにお香は最適。いい気持ちになりシタールとタブラの音色を聴きます。それからこのごろ、「yuji hamaguchi from katsuura」というCDを聴いています。和歌山県勝浦在住のギタリスト濱口祐自さんのCDです。マグロのはえなわ漁を生業とする家系の濱口さんはご自身もマグロ漁船に乗り込みパプアニューギニアまで行かれた経験もおありです。地元で「竹林パワー」という名前の音楽サロンを運営され、自主制作のCDも作り、独学でギターを弾いてこられた、現在、還暦を迎えられたブルースギタリストです。トレンディ一色や、若者だけが共有する文化が好ましくないわたしとしては、弦のデリケートなつまびきから、音楽を超えた一人の人生が感じられ、心地よく聴いています。
ずいぶん前に船旅でグアムとサイパンへ行ったことがあります。太平洋の航路は壮大なものでした。サイパンのすこし手前では大時化がつづき、船のなかを歩くことも困難で、食事もテーブルに並べられないほどの揺れよう。やっとサイパンに着くと、すぐ近くに日本の小さな漁船が停泊していました。なにげなくお魚を食べているものの、遠洋漁業の漁師さんは聴きしに勝るご苦労をされていることに感心しました。それでも海はわたしにたくさんの癒しと活力をくれました。濱口さんが夜空のもと、船でギターをつまびかれたのかどうかはわかりませんが、彼のギターの音色からは、あたたかみと郷愁を感じます。
fromどこか… といったインディズシナリオが、人のハートに届くことがあるかもしれませんね。
ずいぶん前に船旅でグアムとサイパンへ行ったことがあります。太平洋の航路は壮大なものでした。サイパンのすこし手前では大時化がつづき、船のなかを歩くことも困難で、食事もテーブルに並べられないほどの揺れよう。やっとサイパンに着くと、すぐ近くに日本の小さな漁船が停泊していました。なにげなくお魚を食べているものの、遠洋漁業の漁師さんは聴きしに勝るご苦労をされていることに感心しました。それでも海はわたしにたくさんの癒しと活力をくれました。濱口さんが夜空のもと、船でギターをつまびかれたのかどうかはわかりませんが、彼のギターの音色からは、あたたかみと郷愁を感じます。
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