【シナリオを書いているあなたへのお手紙 for you】永遠の友だち、アン
子どものころにどんな物語に勇気や元気をもらわれたでしょう?
心に残った物語の中でも、「赤毛のアン」は大好きな小説でした。
アンがとにかく魅力的で、わくわくしながら読みました。とりたててできごとは起こらないものの、アンならどうやって克服するのだろう、アンを愛してやまないマシューおじさんとマリラおばさんなら、どうするのだろう、とアンの魅力でぐいぐい読み続けませます。
作者のL・M・モンゴメリは新聞の記事で読んだ、「男の子とまちがえて女の子を引きとった夫婦の話」に着想を得て、この小説を書いたそうです。
ご自分の幼少期も重ねて、孤児院で暮らしていたアンが、カナダの島の老夫婦のもとへ、もらわれてきた少女時代の長篇小説を書かれました。
三十歳のときに四つの出版社へ送ったところがどこからも認められず、三十三歳のときに同じ原稿をボストンの出版社へ送り、原稿料をもらいベストセラーへ。続篇執筆へと至り、財団を作られるほどまでに成功されました。
読んで欲しいという願いは届くものですね。
モンゴメリはアンとは異なりとても美しい女性です。
のちに夫が鬱病にかかり看病に苦労されたそうですが、これほど明るいアンを描かれた作家にも、人生はさまざまな試練を与えるものです。
アンは見栄えは良くない女の子ですし、みなしごです。
しかし少しもいじけていないところが、そもそも素晴らしい着想です。美しいものに自分だけの詩的な名前をつけるのがアンのこだわりです。ものにも命が宿っていることが、こだわりから伝わってきます。
夢中になって読んだころから数十年経つ今も、アンは現実の友だち以上の友だちであり、「わたしならこうするよ」とながながしたおしゃべりのあとで目をきらきらさせて、必ず教えてくれて、微笑んでくれそうです。
赤毛のアン DVD-BOX/バップ

¥27,930
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心に残った物語の中でも、「赤毛のアン」は大好きな小説でした。
アンがとにかく魅力的で、わくわくしながら読みました。とりたててできごとは起こらないものの、アンならどうやって克服するのだろう、アンを愛してやまないマシューおじさんとマリラおばさんなら、どうするのだろう、とアンの魅力でぐいぐい読み続けませます。
作者のL・M・モンゴメリは新聞の記事で読んだ、「男の子とまちがえて女の子を引きとった夫婦の話」に着想を得て、この小説を書いたそうです。
ご自分の幼少期も重ねて、孤児院で暮らしていたアンが、カナダの島の老夫婦のもとへ、もらわれてきた少女時代の長篇小説を書かれました。
三十歳のときに四つの出版社へ送ったところがどこからも認められず、三十三歳のときに同じ原稿をボストンの出版社へ送り、原稿料をもらいベストセラーへ。続篇執筆へと至り、財団を作られるほどまでに成功されました。
読んで欲しいという願いは届くものですね。
モンゴメリはアンとは異なりとても美しい女性です。
のちに夫が鬱病にかかり看病に苦労されたそうですが、これほど明るいアンを描かれた作家にも、人生はさまざまな試練を与えるものです。
アンは見栄えは良くない女の子ですし、みなしごです。
しかし少しもいじけていないところが、そもそも素晴らしい着想です。美しいものに自分だけの詩的な名前をつけるのがアンのこだわりです。ものにも命が宿っていることが、こだわりから伝わってきます。
夢中になって読んだころから数十年経つ今も、アンは現実の友だち以上の友だちであり、「わたしならこうするよ」とながながしたおしゃべりのあとで目をきらきらさせて、必ず教えてくれて、微笑んでくれそうです。
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