2012106土朝6時、子供に叩き起こされる。
8時前に子供と二人で運動会の会場へ行く事になっている。
7時くらいに起きれば良いのだが、子供は興奮してしまって、目が覚めたら二度寝はできない。
僕は眠くてしょうがないので、7時頃に起きるよと言い残し、また眠った。
子供はあきらめて2階のリビングへ降りていった。
嫁さんは、5時に起きて、お弁当の準備をしていた。
お母さんにとっては、運動会というのは一大イベントなのだ。
僕だけ、7時にのそのそと起きて、顔を洗ってヒゲを剃って着替えて、一枚のパンを食べ、歯を磨いた。
子供を自転車に乗せて、敷物やカメラを持って、嫁さんより一足先に会場へ向かった。
会場は幼稚園の近くにある小学校の校庭で、すでに門の前には行列ができていた。
子供は年長なので、年中年少クラスより、早めの集合となっている。
門の前に、役員のお母さんがいて、年長さんは、おつかい袋と水筒を持って体育館へ入ってくださーいと声をかけている。
あれ子供はそんなの持たされてないどうやら、嫁さんが持たせるのを忘れたらしい。
すみません、あとで持ってこさせますんでと役員のお母さんに断りを入れて、子供を体育館へ向かわせた。
行列に並んで嫁さんにTELするが、ぜんぜん出てくれない。
ふと見ると、嫁さんが全力で自転車をこいで向かってくるのが見えた。
シュウが、おつかい袋と水筒を忘れたみたいなんだけどと言うと、そんなのわかってるよシュウはどこにいるのもうなかに入ったよ。
嫁さんは返事もせず、校門のほうへ向かってしまった。
まだ、お弁当を作っている途中のようで、また戻っていった。
大変だ。
9時15分に開門し、僕は子供のクラスの観客席にシートを敷いた。
既に、前から3列くらいは埋まっている。
やはり最後の運動会なので、年長クラスの親御さんたちは張り切っている。
しかし、みんなシートが大きすぎないかと思ったが、年齢が進むにつれ、みんなそれなりに家族を抱えてきているので、まあ当然なのだろうか、と思った。
むしろ、僕の気合が足りなかったのだ。
それに我が家も、嫁さんの実家から、爺婆および嫁さんの妹が来るので、けっこうな世帯になる。
敷物を2枚敷き、離れたところの木陰にもう1枚、大きめのシートを敷いた。
木陰のシートは、ランチ用の敷地だ。
パパ友やらママ友と挨拶を交わし、本を読んで開会を待っていたら、嫁さんが来ないうちに開会してしまった。
急いでビデオを用意し、入場門から出てくる子供の姿を撮っていたら、ねえよけいなもの撮らないでよビデオで撮ってよと嫁さんの声。
へビデオで撮ってるじゃん違うよカメラで撮ってよだから、カメラで撮ってるって。
もしかして、デジカメの動画で撮れ、と言ってるそうだよテープに収まらないかもしれないし、バッテリーも一個しかないんだからわけわからんが、了解しましたたしかに嫁さんの言うとおりで、テープは余分に持ってきたものの、バッテリーは1時間しか保たない。
ビデオカメラを買った当時は、もう少し保った記憶があるのだが、だんだん劣化してきているのだと思う。
なので、主要な競技に限って撮れ、と嫁さんは言っているのだ。
さらに嫁さんがよけいなものと言っているもののなかには、僕が毎年撮ってしまうかわいい先生きれいなママのズームアップ映像も含んでいることを察した。
カメラというのは恐ろしく、僕の視唐ェそのままに映像に残る。
僕はカメラマン向きではないのだと思う。
今日は、自分だけのための映像は撮ってはいけないと誓った。
競技の順番で行くと、午前かけっこ、つなひき、親子競技、保護者競技、鼓笛演奏午後組体操、年長クラス対抗リレーこれらを、1時間に収めるように撮らないとならない。
頭のなかで計画を練った。
1かけっこ年長組から走るので、子供の走る場面を限定して撮った。
4人で走って、結果は3等。
去年は1等だった。
体格が同じ子供といっしょに走るので、組み合わせによっては、有利不利がある。
今年は、いっしょに走ったメンバのなかでは、子供は小さいほうだったようだ。
年少では2等、年中では1等、年長では3等。
統計で見れば平均的だし、個人別にタイムを厳密に測って組み合わせるよりは、簡便で良い組み合わせ方法なのかもしれない。
2つなひきほし組vsつき組、ゆき組vsほし組、つき組vsゆき組、という3戦が組まれたのだが、子供が属するゆき組は、2戦2敗。
ほし組が2勝して優勝。
親の贔屓目で見てしまうのだが、他の競技を見ても、ほし組は体格が良くて活発な子供が多い気がした。
ほし組の先生は、学年主任をやっている先生だ権力で、良い生徒ばかり集めてないかと、少し穿った見方をしてしまった。
3年長組親子競技デカパン競争子供と、保護者1名が、すごく大きなパンツにからだを通して、二人で走る。
嫁さんは走ることができないので、当然ながら、僕が出場した。
大きなパンツの、片足に親が入って、もう片方に子供が入って、二人いっしょに走り、次の親子へバトンタッチする。
年長組の3クラスで対抗。
この競争では、ゆき組が1等となった。
たぶん、親が巧妙、というか、チームワークが良かったのだ。
他の組の親子は、自分たちが走り終わると、脱いだデカパンを次の親子に渡して、早々に立ち去ってしまう。
自分たちが走り終わったあと、次に走る親子のために、デカパンを穿かせる手伝いをするというフォローアップまでしていたのは、ゆき組の親子だけだった。
その場で競技の内容を聞いて、自然派生的にそこまで気がつく、というのは、なかなかできないことだ。
本編から外れた競技なのだが、この競技が、唯一の、ゆき組1等の競技であった。
4保護者競技学年すべての保護者希望者のみが、二人三脚で3チームに分かれて走る。
事前にチーム分けがされているわけではなく、事前にエントリーしていた保護者たちが、入場門に一斉に集まって、その場でチームを作る。
最初、僕は夫婦が一組になって二人三脚で走るということなのかと思っていたのだけど、エントリー後に嫁さんに訊いてみたら、あたしは出ないよ。
親が一人だけ出るんだよとのこと。
その場でチーム分けをすることは、なんとなくわかっていた。
ほとんどは園児の父親が出るのだが、少しだけ、ママが出ているようだった。
なので、入場門前に集合したとき、それとなく、ママの参加者の側に位置していた。
係の幼稚園の先生がやってきて、二人三脚なので、できるだけ同性の方と、二人組みを作ってくださーいと声をかけた。
俺の計画は、あえなく撃沈した仕方なく、手近にいた、知らないお父さんとペアを組んだ。
結果、僕が偶然に所属したチームは、3チーム中で3等。
むう。
賞品が出て、3等はジップロックの袋タイプのパック。
ちなみに2等はトイレットペーパー6個入り、1等はボックスティッシュ6個入り。
去年は2等で、トイレットペーパーをもらったのだが、かさばって仕方なかったので、まあいいかと思った。
5鼓笛演奏年長クラス全員が、太鼓やらバトンやらで演技する。
うちの子供は小太鼓。
家でもかなり練習していたので、子供は全然失敗せず、すごく落ち着いて演奏していた。
曲は、ギブミーファイブハピネス、あともう一曲曲名忘れた。
幼稚園に入った当時から比べると、子供たちはいろんなことができるようになった。
演奏やステップやバトンの演技を観ていると、なんだか感慨深くなった。
演奏が終わったあと、近くにいたママ友は、なんだかウルッとしちゃったと言っていた。
気持ちはわかる。
うちの嫁さん、そんな気配は一切なし昼休みは、嫁さんとお義母さんが作ってくれたお弁当を、みんなで食べた。
嫁さんは、いなり寿司を米3合分も作ってきた。
嫁さんの実家3人、我が家3人なので、まあちょうどいい量だ。
お義母さんはゲイ、揚げ物が得意なので、エビフライやトンカツを揚げてきてくれた。
とても美味しい。
嫁さんは朝5時、お義母さんは朝6時に起きて、お弁当を用意してくれたようだ。
二人に感謝して労った。
子供は食欲がないのか、あまり食べなかった。
シュウそんなんでいいの倒れちゃうよと嫁さん。
でも、いなり寿司1個、おにぎり1個、トンカツとエビフライとサラと果物、他の子供に比べたら、標準というか、充分食べている。
あまり無理をして食べさせては、午後の演技に支障をきたす恐れあり、子供の意志に任せた。
6組体操これも年長組全クラスが一丸となって演技する。
裸足で校庭の砂を踏んでいるまあ当然といえば当然だが、僕も小さい頃にやった組体操を思い出した。
扇やらタワーやら、小さいながらもとても上手にできていた。
僕が知らないあいだに、幼稚園でたくさん練習したのだろう。
練習は嘘をつかない、と、昔の人が言っていたななんだか元気をもらった気がした。
ここでも、演技が終わったあとに泣いてしまうママ友が多数。
嫁さん、そのような様子は一切なし7クラス対抗リレー運動会のトリを飾るのが、年長組のクラス対抗リレーだ。
男の子と女の子が交代に、校庭を半周回る。
スタート直後、体格で勝るほし組がだいぶリードしていた。
うちの子供は男の子15人中の真ん中あたりで、その時はゆき組は2番手だった。
うちの子供はその順位をキープしつつ、先頭のほし組と少し詰め寄っていたようだ。
その後、3クラスがほぼ横並びになった。
これはいい勝負だ保護者のみなさんが、みんなで全力で応援している。
その後、ゆき組の女の子が、バトンを落としてしまった。
この差を再度詰めることができず、けっきょく、うちの子供のクラスゆき組は最下位という結果になってしまった。
結果発表で、1位つき組さんと先生がマイクで言うと、つき組のみんなはわーいと、みんなで嬉しがっている。
2位のほし組も然り。
3位がんばりました、ゆき組さんと先生が声をかけるが、ゆき組のみんな、意気消沈で反応なしよほどくやしかったのだ。
遠目からもわかったが、泣いている子供もいたようだ。
つなひきもトツで最下位だったし、体格なのか練習量なのか先生の指導力なのか何かに差があったのだろう。
うちの子供も、泣いてはいなかったが、かなりくやしがっていた。
負けてくやしいよ。
僕もほし組だったら良かったよと、遠慮もなしに言っていた。
まあ、デカパン競争で1位になったからいいじゃんと慰めた。
この日で唯一、ゆき組の1位に貢献できたので、僕自身も出場した甲斐があった。
最後の年に、あまり良くない結果ではあったが、すごく頑張っていたし、子供の成長を感じた。
確実にプラスの力になっている。
家族全員が頑張ったので、夜は3人でかっぱ寿司へ行った。
僕はビールを飲み、子供は大好きなイクラを食べた。
3人で20皿くらい、3千円ちょっとだから、安いものだ。
嫁さんにも、よく頑張ったねと声をかけたが、特に反応なし冷めきった夫婦、無邪気な子供。
まあいいか、と思った。
写真は、適当に3枚。
僕はビデオカメラを使っていたので、デジカメは嫁さんの係。
写真1鼓笛の様子、遠目から。
どれがうちの子供かわからない写真2組体操。
うちの子供はいちばん上写真3つかれたシュウタロウ写真2は、大きな女の子に馬乗りになっている俺なら、性に目覚めるぜからだを動かして、みんなケガもなく、楽しく無事に終了した運動会。
子供の幼稚園生活も、残り半年ばかりか最後まで、有意義に過ごせよ、子供。
