先日、チェチェンのある地域で放射能レベルが高まっているという記事
を紹介しました。核物質がテロ集団に盗まれた可能性もあるという言及もありましたが、その直後にこんなニュースです。
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▼BBC 「チェチェン、謎の病で騒ぎ」
ロシアからの独立をめぐって対立しているチェチェン共和国。いま、謎の病が集団的に発生している。専門家によれば不凍の状態で発見されたエチル・グリコルという有害化学物質が原因だという。
隣国のダゲスタンの医療の専門家によれば、5人の患者の少女から採取した血液にエチル・グリコルの痕跡が認められたという。
しかし、モスクワから派遣された別の医師たちやチェチェンで働いている軍の医療従事者はその発見を否定している。
ロシアの報道機関によれば、85人の人々が謎の病に苦しんでいるということで、そのほとんどが少女だという。
この数週間のあいだに患者たちは出血や頭痛、わけのわからない恐怖やパニック症候群に悩まされているという。
対立する仮説
こうした兆候によって次のような疑いが広まっている。つまり、化学兵器が暗躍しているというのだ。
ダゲスタンの医師ムミナット・ハザイェファは「エチル・グリコルが血液のサンプルのなかに認められた」として、そのような見方を否定している。
ロイター通信によれば、患者たちは汚染された水を飲んだことによって化学物質を摂取したのだろうとダゲスタンの別の医師が語ったということだ。
チェチェンの独立過激派はロシア連邦軍と10年にもわたって、共和国やロシアのほかの場所において苦しい戦いを続けている。
地元当局は謎の病は心理的な「トラウマ」に違いないとコメントしているという。
チェチェンのインフラは戦争によって壊滅的な状況であり、医療体制はお金と設備の不足で整っていない。