「龍が如く」が毎年発売される理由の一端はここにある? | SCE PS3 PS4 ニュース速(まとめブログ)

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ゲームを中心とするコンピュータエンターテインメント開発に関する話題を取り扱うカンファレンス「CEDEC2017」において、セガゲームスは「『龍が如く』を面白くするための高速デバッグログ分析と自動化」と題した講演を行なった。


「龍が如く」スタジオでは、基本的には約1年に1タイトルを発売するというハイペースを保っている。
このハードな制作体制の中、制作の効率化などもさることながら、一定のクオリティを保つためのデバッグ体制などはどのようになっているのだろうか?
講演を行なったのは、「龍が如くスタジオ」専属のQAエンジニアを務め、開発スタッフを影ながら支えている第1CSスタジオ リードプログラマーの阪上直樹氏だ。
元々ゲームプログラマで、ゲームのことを知り尽くした上でクオリティの向上を目指している。

坂上氏は「龍が如くスタジオ」の開発スケジュールから「早い段階から(デバッグなどの)運用に入ります。
準備を早くしないと間に合わない」と言い、タイミングによっては、「プロジェクトが立ち上がりそう?」という段階から準備を始めるのだという。

ゲームの開発において様々な側面でデバッグは発生するが、発生したデバッグにおけるログはサーバーにより管理されるシステムとなっている。
ところがログファイルは膨大すぎて検索が面倒であったり、強制終了するほどではない警告レベルの問題の発生を確認したいといった要望など様々な要望から、ログファイルの分析が必要となる。
同時にエラー情報だけでなくゲームの進行状態や経験値の取得情報などもデータ収集することができれば、ゲームバランスを客観的に向上させることができるのではないかと考え始めたという。

こういったことから「龍が如く 極」ではログ収集サーバーを設置し、デバッグログの管理分析を行なうことに着手する。
デバッグログを取ってはいたものの、グラフィックス系のバグであるにもかかわらずスクリーンショットが撮られていなかったり、バージョン情報を手書きで入力したばっかりに間違えて記入していたり、プログラマーによってミスもあったという。
こういったことから様々な点で自動化を進めていくことで、ログの管理、分析を行ないやすく整えていった。
このログ分析ツールの中には、3Dの可視化できるツールも作成したという。

自動化は様々な分野で行なわれた。
パッド入力を自動で行ない、おかしな事象が起きないかをチェックする自動プレイテストも導入。
開発者が帰宅した後のPCやPS4を使って、プレイテストを行なったという。

自動でパッド入力を行なうプログラムは、キー入力をランダムに行なうのではなく(ガチャプレイではない)、プレーヤーが行動しそうなパターンをパスで持っており、そのパスをベースにプログラムが自動入力を行ない、バグが発生しないかチェックする。

ではその行動パスは誰が作るのかというと、昼の間に開発者が自分でプレイテストを行なったときのデータがそのまま集計され、パスとして管理されるのだという。
最終的に「龍が如く6」の開発においては、この自動プレイテストを使用してゲームのメインシナリオをクリアできるようになったというほど精度は高い。
今後はこの行動パスを自動的に作ることも考えているという。

自動プレイテストは、コリジョンチェック(壁などに衝突判定がされていない場合突き抜けたり埋まったりしてしまうため、漏れがないかチェックが必要)にも使用できる。

この自動テストプログラムは非常に有用で、テストして修正後に再度確認テストを行なうときに使用したり、何度も何度も同じ動作を行なうと発生するバグの検知に使用できるようにしていきたいという。

このほかにもメインメモリの使用率のチェックの可視化、キャラクターのグラフィックス描画時のVRAMの使用率のチェックなどもグラフで表示。
調整しなければならないシーンの算出も行なうこともできる。
これらも自動プレイテストのツールとリンクしており、テストを自動化することで効率よくデバッグを行なうことができる。

このほかにも収集されたデータから、桐生一馬が死んだシーンから難易度チェックを行なったり、経験値の取得がプランナーの想定道理行なわれているのか?のチェックなど、テストプレーヤーのプレイデータからも少佐を行ない、品質向上を行なったという。

現在これらのツールは、「龍が如く」スタジオのゲームエンジン「ドラゴンエンジン」に統合され、他のプロジェクトでも使用可能となったという。
阪上氏は数々の自動化を行なうことで、高度なデバッグログ分析が行なえるようになったとコメント。
「自動化の果てにたどり着いたご褒美」と語り講演を締めくくった。


ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは、プレイステーション 4用スポーツゲーム「New みんなのGOLF」を8月31日に発売した。
価格は5,900円(税別)、スペシャルパックは9,200円(税別)。


発売を記念して「ロンチトレーラー」が公開された。
本映像では、ひとりでも、また家族や友達、みんなとオンラインもしくはオフラインで楽しめる、本作品の魅力がわかりやすくシンプルに紹介されている。
加えて、現在全国で放映中のTVCMの映像が3本公開された。



■TVCMの紹介(全国版)



cSony Interactive Entertainment Inc.

エンターグラムは、プレイステーション 4/PlayStation Vita用恋愛アドベンチャーゲーム「となりに彼女のいる幸せ~Two Farce~」を11月22日に発売する。
価格は1,980円(税別)、また限定版は5,980円(税別)。


本作は、廃部寸前の歴史ある文芸部に所属する2人の恋愛物語。
発売決定に伴い、公式サイトが8月31日によりオープンし、登場キャラクターのひとり、芹沢知彩のプロフィールが公開された。
また、本作の「プレミアムエディション」の特典内容も明かされた。

■「となりに彼女のいる幸せ~Two Farce~」のストーリー
廃部寸前、されども歴史ある我ら文芸部は、2年の俺と1年の後輩、芹沢知彩の2人きり。
2人の部活動での、くだらないやり取りや、部の今後を憂いつつも、のんきな日常を送り、日々2人の距離は縮まってゆくー。

■キャラクター紹介□芹沢知彩(せりざわちさ)
鐘詠学園1年(ショウエイガクエン)
身長:154cm
体重:教えるわけないでしょう、先輩。
スリーサイズ:B93(G)/W59/H89(何故知っているんですか、先輩!)
好き:恋愛小説・甘いもの・そよ風
苦手:脂肪・辛いもの
誕生日:11月15日
クールを気取っているがノリも良く、口は悪いが丁寧で、気分屋で先輩をもてあそぶのが生き甲斐のような、悪戯好き。

巨乳で少しドジなところもあり、人懐っこい1年の後輩女子。
なぜかジャンケンに強く、たびたび勝負を挑んでくる。
活字好きの本好きで、趣味で創作もするらしい。

■「プレミアムエディション」の特典
・ねこにゃん先生描き下ろしのB2タペストリー
・劇中で使用されたBGMオリジナルサウンドトラックCD
「となりに彼女のいる幸せ~となかい音楽集~」
・SS小冊子
「多喜濱一先生書き下ろしショートストーリー『夏の風物詩』」

cプレカノ/ENTERGRAM