製作日数約240日(内120程は放置状態ですが・・・)
愛知のヤス氏から、CODE代表 小野山氏へのプレゼント用として製作した
グリップが完成し、発送致しました。

今回ベースとなったのはスポーツザウルス製フィリプソンタイプ初期ハンドル。
ヤス氏のココボロモデルをサンプルにグラナディラを使用しチークオイルで磨き上げ
ヤニ止め効果と耐久性向上を目的に仕上げは薄めた油性ウレタンを塗ってから
拭き取るという変則的なオイルフィニッシュにしました。
ヘッド形状は小野山氏の希望で全体にテーパーを持たせて先を細く絞り込んでいます。


Prototype



製作日数約100日間。
愛知の友人、ヤス氏の2本目となるグリップが完成し、引渡しました。
今回から新しい製作工程を試験的に増やしたのと、多少のズレはありますが
一気に5本のグリップ製作を進めた為、異例の長期製作となりました。

今回ベースとなったのはスポーツザウルス製フィリプソンタイプ後期ハンドル。
前回のココボロモデルをサンプルにブビンガ材を使用しオイルで仕上げました。


Prototype


今回もグリップのネーム彫りに出したのですが
先方の木工所の仕事が非常に忙しくて手が付けられず・・・
急いでいたので已む無く今回は他所でレーザー彫りしたステンレス板を作ってもらい
貼り付ける事にしましたが・・・これもなかなか好評でした(^^;





「№009-07-004 制作記」   Work Record

本来なら制作記でご紹介するところですが、溜め込んだ画像の整理が追いつかず・・・
ズボラな性格上長い文章を書くのは非常に苦手というのもあり・・・
詳しいことは同時進行していたグラナディラの製作記で一緒にということで・・・
今回はサラッと軽~くご紹介~♪


いきなり旋盤で削り終わった状態ですね(^^;
#120番のペーパーで空研ぎも済んでると思います。


0.3㎜厚のステンレス板にレーザーで文字を彫ってもらいました。
彫ると言っても表面を焼く程度で凹凸はありません。
ヤス氏はCODEのアドバイザーで、実際グロリア ボロン(プロトモデル)を
愛用していることもあり、プレートにCODEのロゴマークを入れてみました(下)
ついでにブランドネームのみのプレートも作りました(上)


あっと言う間に塗装も済んで(いや、実際には何日もかかってますが・・・)
以前からやってみたかったバフ掛けです(笑)
コンパウンドやワックスは使わずにフェルトバフで空磨きします。


う~~~ん、何だか微妙ですが、画像で見るよりいい艶出てます(^^;


試しに製作途中のグラナディラのヘッドを磨いてみると
流石にこちらはピッカピカになりました。


ハンドルにグリップを接着しました。
足らなくなると嫌なので多めに混ぜると・・・こんなに(半分以上)余ってしまった。


金属用のハサミでネームプレートの周囲を切り取り、ヤスリで整えます。
バリや角が残っているとグリップを握った際に手を切る恐れがあるので
P600番程度のペーパーで丁寧に仕上げます。
両側に固定用ビスを通す穴をあけた後、ゴム板の上で丸棒を使い
グリップに沿うようにプレートを曲げてゆきます。


こんな感じになります。


プレートの固定にステンレス製の頭の丸い釘を探したのですが見つからず
『日本の部品屋』さんのビス(右)を短く切って先を尖らせて使いました(左)

と、まぁ本当に簡単ですがこんな感じで完成した訳です。
プレートの取り付け位置が微妙にズレてしまいましたが、そこは心の広いヤス氏
「愛嬌、愛嬌」と笑って許してくれました♪(^^;



一見エンドキャップを磨いただけのザウルス製フィリプソンハンドル
構想としては昨年、№002-06-001を作ってた頃からあったのですが・・・
なにかとズボラな私は1年間放置してました。















ベースとなったのはグラスアイインターナショナル社製STBシングルハンドル。
(画像はダブルハンドルですが)
最近グラナディラのあまりの堅さにストレスが溜まってまして・・・(--;
今回は気分転換にこれをフィリプソン風にアレンジしようかと思います。


コルクを取っ払い、グリップエンドを外すと外径15㎜のアルミパイプが現れます。
ザウルス社製の後期型フィリプソングリップの長さより10㎜ほど短い為
ウォルナット材を削って栓を作り、長さ130㎜になるようにパイプを延長しました。


同じくウォルナット材を削ってコルクを成形する為のジグの部品を作ります。


ハンドルと同じ外径15㎜のアルミパイプに先ほどの部品を差し込むとジグの完成。


そのアルミパイプに長さ130㎜、内径15㎜、外径は33㎜ほどだったかな???
のコルクを差込みペーパーで成形していきます。
荒削りに#80、仕上げに#120を使いました。
意外とコルクを削るのって難しい~(--;
今回使用したコルクは、渡辺つり具店のEXスーパーファインコルクスティック
というハイグレード品です。№004-06-003の部品を発注した際に
一緒に取り寄せていました。


仮組みしてみると、リールシートの端が直角じゃない為
下側にコルクとの隙間が開いてしまいます。


何度も付けてみながら少しづつペーパーでコルクを削って調整します。


ピッタリ合いました。こういう時はコルクって本当に楽です。
微妙なラインも思いのまま(^ー^)


エンド部分もピッタリ納まりました。
もう後はエポキシ接着剤を塗りたくって接着したら完成です。
画像撮るのも忘れてましたぁ(^▽^;
って実は12日のstyle氏との釣行に間に合わす為、10日に接着してたのですが
11日になって頼んでおいたコルクパテが入荷するも間に合わないのでそのまま使用し
後でパテ付けしました。
スーパーファインコルクと言うだけあって巣穴が非常に少ないのですが
それでも深い巣穴が全く無い訳ではない。
最初に巣穴にパテを詰め込み、乾いたら#120で食み出た分を削り
もう一度全体に薄くパテを塗って、乾いたら#220で削って・・・

今度こそ完成~!



            New Model



ヘッド部分は以前、ノーマルを少し削って細くし、開いた巣穴にコルクの削り粉と
エポキシ接着剤を混ぜて作ったパテを詰めてたのですが・・・
やはりエポキシで混ぜると目の細かいコルク粉は黒ずむし
巣穴が非常に多かったで今回作ったグリップとの差が気になりますね~(^^;
まぁヘッドはまたゆっくり考えましょう。