だからと言ってアメリカ人が
〝時間にルーズ〟なのかといったら
そうとも言えません。


待ち合わせの時間や会議の時間も、
ちゃんときっちりしています。


これは時間に対する
日本人とアメリカ人との感覚の違いが分かれば
納得できる部分だと思います。


日本人の感じる3分と
アメリカ人の感じる3分は
全く別のものです。


その時間が持つ意味も価値も
全く違います。


チャットモンチーの歌の歌詞で
(タイトルは忘れました。。。)
♪わた〜しが〜いな〜くな〜った〜とし〜ても〜
さ〜んふ〜んお〜きに〜
でんしゃ〜は〜ゆ〜れ〜て〜...


ってやつありましたよね!
読みにくいですよねいちいち〝〜〟が入ってると笑


♪私が居なくなったとしても3分おきに電車は揺れて


わたしあの歌好きでした。
なんの告白でしょうか。


大学卒業するまで22年間
栃木の田舎で暮らしていたわたしからすると
3分間隔で来る電車は夢みたいな奇跡でした。
わたしの地元では45分〜1時間に1本。
一本逃した時点で遅刻決定です。
時間との戦いですね。
バスなんてものは走ってないし。


3分計とかよく売ってるし使われてますよね、
砂時計とか百均でもいっぱい売ってるし。


日本人にとっての3分
とってもとってもとーっても重要なもので、
朝の3分ってめっちゃ大切!!!
その3分が日本人の1日を決めるって言っても
過言ではないと思いますが
違います??わかってくれる人います??


3分に限らず日本人って分刻みの時間を
価値あるものって考えてますよね。
でもアメリカ人にとったらちちちちちがう。
もちろん〝時間〟は価値のあるものです。
これは世界共通。


ただ、分刻みの感覚がちがう。


日本Japan : 3分
アメリカAmerica : ちょっとの間


くらいの感覚みたいです。


日本で電車の到着が1分でも遅れれば
アナウンスでお詫びされます。


アメリカの電子レンジは、
物が温め終わってピピピピって音が鳴ります。
(どこだろうと当たり前)


だけど、アラームが鳴っても
物が取り出されなかったとき、
再度アラームが鳴ります。
忘れてますよーもう時間過ぎてますよーって。
面白いですよね、国が変わるといろいろ変わる。


街中でも時計ってもの、ほとんど見かけません。
日本は公園にコンビニに市役所に駅に
どこに行っても時計があるある


日本だったら
「電車の時間8:16分のやつだからあと4分しかない!」
みたいに〝8:16分の電車〟って認識してるけど、


アメリカ人は〝8時過ぎの電車〟とか
〝8時半くらいの電車〟とかの感覚。


時間に対する価値観の違いから、
それが8:10だろうが8:25だろうが
おんなじな人が多いようです。


だからアメリカ人にとって
〝3分〟は時間のうちにそもそも入らない!


1分遅れようと3分遅れようと
〇時くらい、なので全然許容範囲です。


もちろん、前に書いた通り
「7時くらいねー」ではなくて
「7時にね!」って時には
ちゃんと時間通りに進みます。


でも多分日本人だったら
「7時くらいにねー」でも
6時50分とかには着いてると思います。


日本人は時間や約束事を守る国民性なので
遅れることももちろんあるけど
遅れる時は連絡してお詫びしますよね。


日本において、
〝時間を守ること〟〝約束を守ること〟は
信頼度の高さを表していますよね。


♪〜指切りげんまん、
嘘ついたら針千本のーます、指切った〜!


嘘をついたり約束を破ることは
日本人にとって〝最低〟だっていう認識。


それに対してアメリカは
日本よりも個人主義で
個人の自由を尊重したり優先したりする人が多い。
日本で〝ドタキャン〟と呼ばれるものや、
気が変わったから今日は行かない!みたいなものも。
それも個人の自由だからいいでしょ?という思考。


配達物や水道工事など、時間通り、
日程通りに来ることは
100%と言ってもいいくらいほとんど皆無。


でも彼らはその代わりに、
相手がドタキャンだったり約束破ったり
時間に大幅に遅刻してきても
悪気はないわけだし、責めたりしません。


他人に対する寛容さは
日本人よりも兼ね備えてます十二分に。


もちろんアメリカは他民族国家なので
一般論でまとめてしまうのは違うと思います。
なのでただの〝傾向〟に過ぎませんが...


だけどアメリカが契約社会であることは、
言ったことを忘れたり
そのままにしたりしちゃうところがあったり、
多民族国家で数え切れない価値観とか文化が
共存している国だったりもするから、


言った言わないでトラブルになることを
避けるために文章化して
内容を周知できるようになっているってのは
頷ける部分です。


さて日本において、
〝時間を守ること〟〝約束を守ること〟は
信頼度の高さを表しているって書きましたが、


彼らに話を聞くと
そこに違和感を感じているアメリカ人が
けっこういました。


〝時間を守らない人は信頼度が低い...〟
〝信用出来ない?〟


えーなんで遅刻は悪いことになるの?
自分の仕事を期限内に終わらせられれば
別に遅刻とかどーだってよくない?


びっくり5、6分遅れたとこで何?だから何なの?


キョロキョロどんな仕事も完璧にこなす人で、
やるべき事を倍くらいにして返せる人でも
遅刻した瞬間に信用なくなるの?


結論として、
彼らが思っていることは、


〝日本人は時間を死ぬほど守るけど
その時間を《大切に》はできているのか?〟


ってことです。


そもそもそういう教育の元で
そういう風に育ってきちゃったから
疑問に思ったことない人も
多いかもしれないけど、


「なぜ遅刻は悪いことなのですか?」
って質問されたら
わたし正直よくわかんないです


時間についての価値観って
奥が深いなー。


ちなみに、
日本人が時間を死ぬほど守るようになったのは
たったの80年前くらいかららしいです。


でも、それ以前から時間に対しては
考え方が西洋とは違ったようで、


西洋が月とか星で(不正確)
時間を図っていたのに対して


日本は天文とか方位の関係から、
昔から太陽の日陰の差す方位で(正確)
季節とか時間を測っていたんだって。


何がいいとか悪いとか
全くわからなくなってきちゃいましたが、
いっぱい考えたら
頭がぐるぐるしてきました笑


長くなってごめんなさいー!


読んでくれてありがとうございました♪