みなさん、救急車困ったら呼びますよね?
僻地ではそうも簡単にはいかないのです。
田舎は地域のつながりが濃いために救急車を呼ぼうものなら集落全員が集まってきてなんじゃこりゃあ???
ぐらいの勢いで人だかりができます。
恥しいから 村のうわさになるから と患者さんはなかなか呼びません。
もうどうしようもないくらいになってから呼ぶか、最後の最後に「センセイ!助けて!」と電話してきます。
救急車はサイレンを消してくれません。
家の前に着くまでバッチリ鳴らしてきます。
それが嫌な御老人たちは悶絶しながら息も絶え絶えに家から少し離れた民家に電話を借りに行き、な・なんとそこで 救急車 を呼ぶのです!
へき地での診療でまず驚いたのはこの救急車に対する考え方でした。