自分の人生は自分でコントロールする
- こんにちは☆
SCAスタッフの井上高彰です!
今日はあまり明るいお話ではないですが、
読んでおいて損はないような内容にはしてみたつもりです。
現実から目をそらすのは簡単ですが、
そらし続けたまま人生を歩むのは難しい。
そう思います。
- ちょっと長いですが、是非最後までお付き合いください♪
- 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)/城 繁幸
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あなたの働く理由はなんですか??
現在就活中、もしくはらこれから就活を始める人にとっては非常に良本です!
自分も就活中に出会っていたら少しは何か変わったかもと思える一冊です。
今自分自身が目指す企業、そして働き方は本当にあたなが目指すものでしょうか?
就活で必ず聞かれる質問
それは
「この会社で何がしたいですか?」
「なぜうちの会社なのですか?」
この質問には本当に頭を抱える。
大学に入って3年と半年ほどで、
自分がどんな会社に入って何をしたいのかの明確な解を求められる。
まだ働いたこともないのにそんなの無理じゃん!は通じない。
ここの答えが不明確だとまだ弱いということで間違いなく落ちる。
これが現実。
だから今の就活生や新卒は今までなかったくらい明確な目的意識を持って
企業に入社してくる。
しかし実際に入社して待っている現実は
年功序列の人事制度。
自分が散々面接で聞かれたやりたいことや、
エントリー段階で求められた高次のスキルを使う機会なんてほとんどない。
面接の段階では明確な目的とやりたいことを求められるのに、
いざ入社してそれをやりたいと訴えると
「今の若者はわがまま」で片付けられる。
でもそれを求めたのはどっちだ??
またもう一つ言われる忍耐不足。
若いうちは雑用・かばん持ち
それから徐々に企画参入。
でもこれは絶対的な年功序列が保障され、
そして10年後も20年後も会社が必ず存在することが前提のお話。
今の時代そんなもの探したところでどこにもないのは周知の事実。
著者の城氏曰く、
日本の年功序列は若い頃の頑張りを将来のポスト(役職)で報いる制度
当然これは日本独特の暗黙裡のお話。
この制度が機能する前提は会社がコンスタントに成長を続け、
ポストが自然に増えていくことを前提としている。
しかしご存知の通り、
そんな夢見たいな社会はバブル崩壊と共に音を立てて崩れ去った。
現状維持がやっと。
それが今の現状でしょう。
そうなるとポストが空かないという弊害が生まれる。
事業が成長して必要なポストが生まれないわけだから、
今あるポストにいる人が出て行かない限りポストは空かないことに。
するとそのポスト待ちに長蛇の列が出来上がる。
いつそのポストに上がることができるのかも全く分からないし、
そもそも上がれることすら保障がない。
そんな状況を一番下から眺める姿を想像してください。
今までは普通に頑張っていれば20年後にいる位置が想像できたものの、
今は20年経っても今と同じ仕事続けている可能性のほうが高い。
その現実に直面した時、
あなたならどうしますか??
若者がこんなに厳しい就職前線を勝ち抜き、
大企業に入ったとしても3年で辞めてしまう理由、少しはお分かり頂けたと思います。
詳しくは是非、本編をお読みください。
もっと痛快に書いてあります。
働く理由を見失った時、
人は動くことができなくなる。
心の病を抱えている人で30代の割合が6割を超えているそうです。
図らずも彼らは10年以上直向に働いてきたはずです。
しかしふと上を見上げた時に、頑張ってきた分を報いてくれる場所がなかった。
そしてあと10年も20年もここまま同じところに留まり続け、
同じ仕事をし続けるのかもしれない。
そう思った時に働くモチベーションは完全に潰えます。
モチベーションがないのにも関わらず働き続けなければいけないほど残酷なことはありません。
たくさん勉強していい大学に入ればいい会社に就職できる。
未だにこの価値観にしがみ付いている人は多い。
でも現実をみれはよく分かる。
それが何の価値も意味も持たなくなった現状を。
昔は続いてた1本のレールだが、
今はそれがある日突然切れている場合が往々にして存在す。
その時の対処法を考えておかないとその後に待ち受けている将来は悲惨です。
そして重要になってくるのが、
主体性。
この一言。
自分の頭で考え、自分の意志で行動する。
決して誰かに責任を押し付けるのではなく、自分自身の責任として考える。
そんなことが大切になってくると思います。
そのことに今の若者は一刻も早く気付く必要がある。
既に僕らの世代は日本の金太郎飴量産システムのような学校教育システムで育ってきた。
答えは常に絶対に一つだということを頭に叩き込まれ、
目の前にある知識のみをメモリーチップのように効率的に吸収することだけを求められてきた。
その結果出来上がるのが、
主体性のない、目の前にあるものを黙々こなす自分たち。
これでは完全に食い物です。
物言わない若者。
上の世代にとってこれほど都合のいい存在はないでしょう。
何も言わずただ黙々と働き続ける。
政治からも見捨てられた存在です。
だからこそ、
今こそしっかり声を上げ、存在を認識してもらう必要がある。
権利として持っているものは使わないといけない。
だからしっかり選挙にも行きましょうってことにも繋がる。
当然20代自体、
どの世代よりも人数が少ないわけだから声を上げたところで
多数決という“民主主義”の下黙殺されるのが関の山。
でも唯一とも言うべき残されたものの行使しない手はない。
そんな風に思います。
とにかく今に関心を持つこと。
そして主体的に考えること。
自分はどう自分の人生をコントロールしたいのか・・・
あなたは何のために働くのですか??
そして今受けようと思っている会社はそれを実現できますか??