Comaから⑥ | ASKAママのTXらいふ

ASKAママのTXらいふ

引っ越し履歴: 東京⇨LA⇨Houston
子供3人(22歳男、20歳女、18歳男)のシングルマザー(主人とは別居・離婚手続き中)
普段の自分の仕事(州公務員・リハブテック・ケアギバー)、子供の現地校、こちらで遭遇した個性的な人たちについてなどいろいろ書いています


今日はリハブのお話

私は3つのお仕事をしています
◉州公務員(テキサス州の公務員をしています。心身に困難のある人達が、実社会に戻ることができるよう支援するのが目的の施設に勤務。月〜金のフルタイム。でもフレックス制なので出勤・退勤時間はバラバラ)
◉リハブテック(長期滞在型の病院でリハブテックをしています。理学療法士に指示されたエクササイズを患者さんに施術したり、動ける人にはトレーナーの様にカウントしながら自力で運動してもらいます。土日のみ)
◉ケアギバー(個人宅で全身麻痺の女性のケアギバーをしています。夜勤のみ週2日)

盛り付けはアメリカなので微妙だけど、私のオーダーしたポークとエビ。エビは普通。でもポークの味付けが絶品!!!右半分は下まで全部レタスと野菜。カラダが喜ぶキラキラ


3日目、最終日。


私のフルタイムの仕事の話になった。「○○にある州立の施設で…」と話を始めるとMr. Hがふと無言になった。なんだろう?と思ったら彼のすごい過去が…


なんと何十年も前に私の勤める州施設で不祥事があったんだけど…その潜入捜査で、彼が犯人を逮捕したんだという。名前も身分も変えてスタッフのふりをし、州のお金を何百万と着服していたスタッフを実刑7年の刑務所送りへ。全国ニュースになった。


「どうやって捜査したの?」

「警察にタレコミがあって潜入調査が始まったんだ。その頃は刑事だったから潜入捜査もした。で、結局聞き取り調査をしたんだ。別件のフリした事もあるし、入居者にもたくさん聞いたし」

「でも入居者はメンタル面で薬飲んでる人ばかりだよ。ちゃんと話せない人も、嘘ばっかりつく人もいる。どうやって判断するの?不可能じゃない?」

「刑事だよ?質問の仕方っていうのがあるんだよ。そうすると嘘かどうかわかるんだ。」


細かく聞きたかったけどあまり根掘り葉掘りもね…これ以上はやはり話せないだろう。でも…スッゴイ気になる!!


3日間が終わり、翌週末出勤するとMr. Hはもう退院していた。患者との関係なんてそんなもん。


…と思ったら違った。


その1週間後こんなものが届いた。

私の働く州施設であった逮捕劇の切り抜きや、その他いろんな関係資料…そして当時の大統領夫妻から届いたクリスマスカードまで。退院前にリハブのジムに置いていったそうで、何のメッセージも無いとこが男性だけど、男性だからこそ自分のしてきた仕事に興味を持ってもらうのって嬉しいよね。


ラミネート加工してあったりするんで、これまでの仕事の成果は全部取ってあるんだろう。意識不明になる前はコンピュータのように全て頭の中にデータが入ってるような人だったそう。


私は両方の祖父母とは離れているところに住んでいたから、こういう昔話とかほとんど出来なかった。


サンキューCardを送ろう…音符


おわり