自分のことさえわからない僕。
僕が本当に心から求めている人は誰?
わからない。
自分にとって、友達は誰?
わからない。
きっと、友達なんて呼べるほど、僕はその人のことを知らない。
そしてその人も、僕の事を知らないだろう。
本物の僕なんて、鍵を閉めて隠してしまったのだから。
あんなに汚く、醜いもの、人間なんて呼べないのだから。
嘘で組み立てられた、今の僕。
前よりは人間らしく見えるでしょう?
いっそのこと、僕が嫌いな人間じゃなく、他の生物になれたらいいのに。
そしたら少しは、僕以外を信じられるかな?
言葉
ただ顔を近づけて遊んでいた。
どっちが笑わないでいられるか。
幼稚な遊びだけど楽しかった。
その途中、君は僕の頭を押した。
相手の子が顔を引いたから当たらなかった。
「何すんの?」
「キスしちゃえばよかったのに~」
きっと君は冗談で言ったんだろうね。
「だって、女好きでしょ?」
その瞬間に僕はいつもみたいに手首に傷を付けたかった。
女好き、って何?
女だったら誰とでもキスできると思ってんの?
僕を侮辱してるわけ?
あんたが言ったことは、普通の人にしてみれば、男友達にキスしろって言ってんのと同じなんだよ。
できるか?普通。
その一言で、僕みたいな人が傷つくことを知れ。
人一倍悩んで生きているんだ、僕らは。
それを馬鹿にするなんて、
許さない。
無題
同じクラスのひろくん。
とても優しい人。
男っぽい僕を女としてみてくれた。
あまり話さないけど、
少しだけでも話したとき、
どきん、
苦しくなった。
これは僕の知ってる病気。
恋、だね。
ねぇ?
迷惑なんてかけないから、
このまま、
好きでいさせて?
僕、
やっと、
ほんとに好きな人ができて、
嬉しいよ。
僕はひろくんと、
幸せになってみたい。