今日の日経新聞で~融資先の企業に金融商品の購入を実質的に強制したとして、公正取引委員会は26日までに、三井住友銀行に対し、独占禁止法違反(不公正な取引方法)で排除勧告を出す方向で最終調整に入った~

恐らく、他の銀行でも程度の差はあれ、同じ様な事をやっていると思う。


不良債権の償却・公的資金の早期返済により、ここ数年銀行は収益至上主義に走っている。

貸出・外為取引の増加や各種商品の売り込み状況を踏まえた成績評価が収益項目に大きく偏っているため、現場としても、収益獲得に重点が置かれる。

収益といっても、貸出・外為・内為等の収益もあるが、これはストックに影響するものであり、飛躍的に伸ばすのは難しい。それとは違いデリバティブを組み込んだ金融商品は銀行にとって、導入時に収益を計上できるので手っ取り早い。


金利為替上昇リスクを抑えるために、金利の固定化をしましょうよなんていう提案だけでなく、金利上昇リスクを抑えるために、導入した固定金利貸出に対して、それを変動化するスワップといわれる商品を売り込んだりもする。


金利局面は確かに変わっていくので、顧客ニーズに即して提案していくというのは確かに良い事だし、すべきだと思う。

ただ実状は、本部から高い収益目標が示達⇒それをいかにやるか⇒儲かる商品を何処に売ろうか⇒売り易い先に売るとなっている気がしてならない。


建前では、ニーズのある先に如何に提案するかを考えろというが、

期末が近づくにつれて、本部からは「本当に収益目標できるのか?手形を切れ!」と支店長宛に電話が来ている状況。当然「やります」と答えざるを得ない状況。そして、それが次には支店長⇒課長⇒プレイヤーという流れで重くのしかかっていく。

今銀行は第二のバブル期に差し掛かっている・・


営利法人である以上、目標があるというのは仕方がないと思う。当然それで給料をもらっているわけだし、実績に応じた処遇はしかるべき。

与えられて目標について手を抜くという事ではない。唯、真に顧客のことを考えて売っているのか?目先の数字にとらわれて、与信判断を曲げていないか?それを常に自分自身に問い続けていきたいと思う。それが自分の評価の向上にならないだろう。青臭いと言われる事も否定できない。喜ばれる仕事をするという自分の信念は曲げたくない