【2020年度入試】内申30付近で狙える公立高校 | 横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

★関連のブログ

 【2020年度入試】内申オール3付近で狙える公立高校

 

私はよく生徒たちに「どのレベルの高校を狙ってるの?」と質問します。

 

それは今回のブログの主題である「内申30付近で狙える公立高校」以上を生徒たちが志望するなら、「内申」と「入試の得点」の両方をしっかり取る必要があるので、中1から本気で勉強しなければいけないからです。

 

そして、塾に通わしているご家庭(特に集団塾)の多くが、子供に最低でも内申30付近で狙える公立高校②に進学して欲しいというお考えだと思います。

 

そのため、内申30付近の生徒たちの保護者様は教育に熱心な方が多く、生徒たちもある程度自学習の習慣が付いている子が多い印象です。

 

しかし、内申30付近の生徒たちも定期テストの準備を追われるようにやっている子が多く、内申を上げるのが大変です。

 

そのため内申オール3付近の生徒と同じく、中3生になっても定期テスト重視の勉強をするため、受験対策は早くても9月以降になりがちです。

 

だから、このレベルの生徒たちが7~9月に初めて受ける模擬試験で平均点を超えるのは大変です。

 

さて、今年は内申30付近で狙える高校を以下の2つの基準で定義しました。

 

①内申90(30×3)の±2

 →つまり内申88~92

②9科内申31の+2まで

 →つまり内申93~99(33×3)

 

内申30付近の生徒たちであっても、「内申が足りない分は本試験で取ればいい」と開き直れる子は少なく、できれば志望校の基準内申以上の内申を取って、なるべく余裕をもって受験したいと考えている子が多いのではないでしょうか。

 

まぁ‥近年の神奈川県の公立入試の難易度の変化を考えれば無理もありません。だから、上記の①と②の高校の間には内申or得点に壁が存在していると思います。

 

【表①】2019年度神奈川県公立高校入試 合格者平均内申

 

確定倍率について2018年度と2019年度のランキングを調べてみました。

 

横浜清陵高校深沢高校は去年よりさらに倍率を上げて激戦となりました。私立高校にも見劣りしない良さが両校にあるんだと思います。

 

また、藤沢清流高校茅ヶ崎高校も倍率は下がりましたが、依然として人気を保っています。

 

◆ 2018年公立入試の確定倍率

 ・ 1位 市立高津 1.46倍

 ・ 2位 藤沢清流 1.39倍

 ・ 3位 市立幸 1.36倍

 ・ 4位 藤沢総合 1.35倍

 ・ 5位 城郷高校 1.34倍

 ・ 6位 横浜清陵 1.33倍 

 ・ 7位 荏田高校 1.29倍

 ・ 7位 深沢高校 1.29倍

 ・ 9位 金沢総合 1.27倍

 ・ 10位 伊勢原 1.23倍

 

◆ 2019年公立入試の確定倍率

 ・ 1位 横浜清陵高校高 1.46倍

 ・ 2位 上溝高校高校項 1.42倍

 ・ 3位 深沢高校高校高 1.39倍

 ・ 4位 藤沢清流高校項 1.31倍

 ・ 5位 茅ヶ崎高校高校  1.27倍

 ・ 6位 県立川崎高校高 1.24倍

 ・ 7位 市立高津高校高 1.23倍

 ・ 7位 川崎北高校高校 1.23倍

 ・ 9位 金沢総合高校項 1.21倍

 ・ 9位 神奈川総合産業 1.21倍

 

◆ 確定倍率が下がったその他の高校

 ・市立幸

  (2018)1.36倍→(2019)1.17倍

 ・藤沢総合 

  (2018)1.35倍→(2019)1.04倍

 ・城郷    

  (2018)1.34倍→(2019)1.09倍 

 ・荏田

  (2018)1.29倍→(2019)1.06倍

 ・綾瀬

  (2018)1.16倍→(2019)0.95倍

 ・氷取沢   

  (2018)1.26倍→(2019)1.08倍

 ・厚木西   

  (2018)1.17倍→(2019)1.04倍

 ・有馬   

  (2018)1.14倍→(2019)1.03倍

 

◆ 確定倍率が上がったその他の高校

 ・旭     

  (2018)1.02倍→(2019)1.14倍

 ・川崎北  

  (2018)1.18倍→(2019)1.23倍

 ・橋本    

  (2018)1.03倍→(2019)1.12倍

 

全体的には倍率の下がった高校が多かったです。2020年度入試でも倍率が下がった高校が合格しやすいかと言われると、そんなに簡単な話でもないでしょう。

 

だから、得意な科目を3から4に上げる努力をし続けた方が良いと思います。

 

【表②】2019年度神奈川県公立高校入試 合格者平均得点

 

2018年度と同じく、本当に社会が取れないです…。内申30付近①に至っては平均点が40以上の高校が1つもありません。

 

中学校ではオール3以上の生徒たちが社会で30点台が普通なのが、今の神奈川県の入試状況です。最早、社会は暗記科目であるという認識は捨てるべきでしょう。

 

また、内申30付近の高校を①と②に分けている要因としては英語の得点力だと思います。①では平均点が30点台の高校もありますが、②では多くの高校が40点台後半となっています。英語は中学1年生からどれだけ地道に英単語の暗記や英文読解をやってきたかが、如実に差となって現れてしまいます。

 

小学生の頃から国語が苦手な中学生ってほんとに多いと感じるのですが、①・②の高校ともに平均点は50点以上となっています。

 

つまり、国語は確実に得点しなければいけない科目だということです。上位校を狙うのなら小学生の内から、本気で国語を取り組んだ方が良いと思います。

 

2019年度の数学は内申30付近の高校を見ても、点差のつかない科目になってしまいました。

 

自分は数学が苦手だと認識している生徒は、確実に点数が取れる問題は絶対にミスしないように演習した方が良いでしょう。1つのミスが取り返しのつかないことになります。

 

また、数学が得意な生徒は、とことん突き抜けるような受験勉強をして欲しいです。だって、数学ほど点差が付けられる科目もないのですから。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

下のボタンを押していただけるとうれしいです!

↓↓↓

にほんブログ村 教育ブログ 塾教育へ

にほんブログ村

 


塾教育 ブログランキングへ