前回のあらすじ

落ちてる財布を交番へ届けようと考えてたら通りすぎた(^o^)/


人通りの多い道ですよ?

今から戻って取りに行っても、最初は度胸が無かったが10mほど歩いたらやっぱり惜しくなって、恥ずかしげも無くブーメランの軌跡を描いて財布を取っていたヤツ。ブーメラン狩人(笑)って言われないかしら!

どうする。

いや、でも一度やるって決めたことはやっぱやろうよ。
ブーメランが冠につく汚名なんて幾らでも受けよう。決めた。やっぱ戻ろう。

そして、来た道を反転して財布の方へ歩みを進めました。

また財布が視線の先5mほどまで近付いた時点で、気付いた。

待ぁて待ぁて待ぁて!

さっきは、この財布を拾う。
そしてすぐ落とした人が現れる。
その時に僕がネコババ犯だと思われてもいいからその人に手渡す。

その人ハッピー。

と、こうだったけど、その落とした人が僕に微妙に関係のある人だったらどうする?

例えば、車の保険屋とか。

僕が事故を起こす。
保険屋に電話をする。
「あぁ。そのケースだと保険で全額負担できますよ(笑)」

あぁ、良かった。
その人来る。

お互い「あっ!」ってなるよね。

で、「全額保険で負担できるんですよね?」って聞くよね?

「……あ~、よく見たらコレじゃ降りないわ」

「え?」ってなるよね?

「あ~。今日、用あったわ。帰るっす用あるから」

って。

なるよねー!?

困るよねー!?

保険屋と言えど人だよねー!

って。

あ~、そんなんやってたら、また財布通り過ぎちゃいそうだよねー!



……。



拾ったよねー!

あっさりと拾ったよねー!

案ずるより産むがホニャララだよねー。

もう流れで中見るよねー。

「近くの交番は~…」

って、誰が聞こえる?ん?ってレベルで呟くよねー!

なんやかんや交番に着いて「じゃあ、僕はこれで」って言うよねー。

「あぁ、キミキミ。この書類書いてってよ」ってなるよねー!

実は、もう新年会の時間30分過ぎてんだよねー!

そんで実は、交番に着いてすぐに、事の経緯は口頭で説明し終わってんだよねー!

そんでそんで、この書類、さっき口頭で説明したような事を書く書類じゃんねー!

もうね。


30分過ぎてんだよねー!

で、結局1時間ほどの遅刻の末に新年会へ到着

『僕の注文は全てシシャモの刑』を架せられる事になりました

良い事は難しいっす