憲俊です。

そろそろここで一度
「ばけもののかくれんぼ」を振り返りたいと思います。
フィリピンばかりで浮かれてばかりいられない!

先ずSCANPがどうしてぐりむさんとやる事になったか?
今回のタッグを組んだ経緯から。
あ〜長くなりそうだ。。。

いつもSCANPは一年くらい前から企画する事を
急遽12月過ぎてから決定!

本番まで5ヶ月ないくらい!
いや〜ひりついたわ〜
今思い出してもひりつくわ〜
更には憲俊が東京公演の為2月〜3月動けない!
いや〜ひりつくわ〜!!!

先ずは
やしろん力を借りてスタッフ陣のチーム組から!
いつもSCANPを助けてくれている
舞台監督近藤氏
音響カンス氏に加え
ぐりむの法則でお馴染みの照明花植さんを迎え
大きな形は見えてきた!

衣装を石田に頼み
後に加藤さんもここに加わり強力なスタッフチームワークがみえました

さぁ!
それと同時に
脚本演出の話

ぐりむさんには
元々前から「蛇の亜種」を名古屋でやりたいと話していて
ほかのぐりむ作品も何個か取り寄せている時に
やしろんが「僕は出られるならどこでも良いです。最悪出られずでも良いです。
先ずは憲俊さんが集中出来るように環境作りたいです。」と言ってくれた。
この時はこの事がなんなのか分かっていない部分があった

そして
「ぐりむさんの新作なら出たいなぁ〜」と言ってくれたので
八代が出たい作品を創りたいと思い
「よし!新作で挑戦しよう!」と腹を決めました。


新作の恐さ

・キャスティング
役がどれだけあるか分からない・みえない恐さ
(勿論ぐりむさんは要望に応えてくれる。)
・台本の完成日
遅くなればなるほど僕達は自分で自分の首を絞める
・稽古期間の短さ
やった事ある作品ならまだ短くてもフォローできるけど
新作となるとこりゃ。。。

不安要素しかない!!!

でも八代の一言が僕に火を付けた

ぐりむさんも迷っていて
こちらの意向を汲んでくれた

この時点で皆んなが自分の枠を越える苦しみに挑戦しだした

ここからがお互い地獄のような時間になる

締め切り
準備するもの
キャスティング

全部がギリギリ
というか追いついていない

今回も沢山のアンサンブルの皆んなが手伝ってくれたけど
その人たち決まったの稽古開始してからの人もいた。
ギリギリで出演が決まった人もいた。
本当に申し訳ない。。。
稽古期間が短い上に途中参加になってしまった方もいましたし
申し訳無さしかない。。。

そんな感じで
時間足りないからと言って逃げる事は出来たけど
折角なら思いついたアイデアをどんどん盛り込んで最高の布陣で挑みたい
全部が全部思い通りにはならなかったけど
真っ直ぐに前を見続けられたと思う

ここから
お稽古が始まる、、、

沢山のハプニングと
沢山の愛に詰まった1ヶ月

前にも話しましたが
稽古初日に師匠が登場!


いや!
緊張しかしないから!
僕の笑顔も少々弱い気がする
でもこの日がなかったらこんなに火がつかなかったし
もしかしたらぐりむさんもこの日があったから
もっともっと奥深く掘り下げてくれたのかもしれない

役者
何度も何度も向いてないと思ったし
何度も何度も心折れかけた
その度にやしろんが支えてくれた
毎日支えてくれた
心折れる暇すらないわ!!

芳正さんがくれた言葉
「今ぐりむ君の愛に応えないでいつ応えるんだ!憲太は今変わらなきゃいけないだろ!」
とお言葉も頂きましたし
わざわざ稽古に来て下さるだけでも有り難いのに
心の奥にズバッと刺さるお言葉も貰え


こんな感じで大号泣
後にマサやせいじが
「あんな先輩がいて羨ましい」
と言ってくれて
また涙が出そうになる

この日から
今回僕が苦労する事はどこかで感じていた。

今までも全力でぶつかっていたけれど
今回は特にスイッチが入ったのかもしれない
(本当はいけないんだけどね、、、)

今までの自分が全部「つもり」にみえてきた
何故かと言うと、、、
それはまた次のブログで

自分の得意な事を磨くのも良し
自分の初めての枠に挑戦するも良し
SCANPがあって良かった
客演ばかりだと
得意な引き出しで呼ばれて
得意な事しかやれなくなってしまう
得意といってもまだまだ伸びるのに
それにも気付かないでいたかもしれない

そー考えると
今までSCANPを支えてくれた皆んな皆んなにありがとうだ

出演者の皆様
スタッフさん達
応援して下さる皆様がいたから
ここに来られた

もっともっと感謝しないと
もっともっと深めないと
もっともっと考えないと
もっともっと喜んで貰わないと
もっともっと真剣に向き合わないと

今年のテーマは
「健康」
でしたが
それを越える
「もっともっと」を大切にしたい

続く、、、







演出助手コンビのゆうきとりなつん
今回余裕がなく全然写真とれなかったけど
この2人にはもっともっと活躍の場を広げてほしい!

ゆうきは演出助手としてぐりむさんにべったり
学びが多かったと言ってくれますが
日々の小道具や稽古スケジュールを組んだりと
とっても大変な作業をしながら役者に集中してくれました。
嫌な顔一つもせずに
辛い顔一つもせずに
いつも笑顔で踏ん張ってくれた


りなつんは
自主的に転換のボックスの位置を全部覚えたり
慣れてないアンサンブルの子を配置したりと大活躍
ゲストさんだったけれども
演出助手チームに入って貰い力を貸して貰った。

2人とも僕に「ありがとうございます。」と言ってくれるけど
僕から2人に
「ありがとうございます」

こーゆー若い力が頼りになり
この2人の為に何かしたいと思える頑張りに頬が緩む

ありがたい限り。

お二人さん!
本当に本当にありがとうね!


いつかやしろんと行ったココイチ
残しちゃうと嫌だから始めからテイクアウトのお皿で
何故か八代もお持ち帰りのお皿で貰う
無理なく完食
何故、お皿をテイクアウトの奴にした?笑