憲俊です。
約4ヶ月に渡り関わらせて頂いた「桃太郎狂言記」
土曜日に無事に終幕
幸せな4ヶ月間
あっという間でしたが
思い返すとずいぶん昔のコトの様に思える事もありました。
僕の場合
原案から考えると調度一年位か、、、
そりゃ長くも感じるわ!
脚本家の宮谷君と語りに語り
演出の耕太郎氏と語りに語り
裏で支えて下さったスタッフさん達にありがとう
SCANP初のオーディションも行い
毎日のお稽古
毎日の戦い
6月末の本番
休む間もなく
皆のオーディション
皆の苦しむ姿
皆の苦しみから楽しみに変わる姿
皆の熱くなる姿
皆の努力と根性
皆の涙
誰一人欠けていては出来なかったし
正直西尾の場合
「皆嫌になって降板したらどうしよ?」と思いましたが
最低限の厳しさだけは持たなきゃと
ただ今まで出会って指導させて貰い学んだ事を思い出し
特に3月の豊橋の舞台で久々の再会芳正さんが仰っていた事
「怒ったら誰でも恐いから言う事を聞く。
怒らないでも人がついてくる。そうなれたらいいなぁ~。」
僕は短気だからすぐ怒っちゃうし
役者だったらそれでもかじりついてついてきてくれるけど
市民の方々へのバランス?に悩みました。
が
ホント僕は謝らなきゃならない!
市民の方々の情熱や努力に、、、
毎日毎日逃げずに立ち向かって下さった皆様の頑張りに、、、
今回僕は
と言うか6月の舞台から皆に「怒らなくなった。」
時には「甘くなった」とお言葉を頂きましたが
僕もまだまだ成長過程
皆を引っ張るリーダーだからこそ
悩んで反省し成長のチャンスを貰えました。
それでも内容は濃く厳しいものだと自負しております。
今回の僕のテーマは「自主性」
特に役者なら「自主性」を大事に考えていて
自分で考えた事を稽古に持ってくる
自分で練習して稽古に挑む
そんな空気を強制ではなく自然としてくれると嬉しいなぁ~と考えていました。
勿論!
お芝居の事だけでなくプライベートのお付き合いでも
「自主性」を尊重し
「教えて!」オーラを出さなきゃ
冷たい言い方だけどほかっておきました。
うん。
僕は世話焼きだからなのか改めて冷たいよね。
でもね、「自主性」がなけりゃ成功を掴むなんて難しいと思うし
かと言って「教えたい」気持ちが
相手にとったら「余計なお世話」になる経験も沢山経てきて
結果「自主性」に託すスタイルにしてみました。
武将隊時もそうでしたが
イチイチ教えなくてもやってくる奴はやってくるし
やってこない奴はやってこないし
でも表現は自分一人でやってる訳ではないから
やってこない人には注意しなきゃだけど
人間そんなに弱くないし
そこでやって来られない人やそこから逃げちゃって稽古にも来なくなる人は
今までだったらすくい上げようとしたかもだけど
良い距離感で追い掛けない感じでいて
でも西尾の方々は色々ありましたよ?
色々ありましたけど今では全部がいい思い出になったし
誰一人として逃げずに立ち向かって下さって
皆が皆稽古が終わった後
「ここどうすればいいですか?」
「ここ、こういうのはどうですか?」
と聞いて下さったり
特に子供達は終わるとすぐに
「教えて下さい!」と言って
逆に僕の魂が嬉しさと喜びで震えました。
参加して下さった皆様がその想いを情熱に変え
とても素敵な舞台を創って下さり心から感謝いたします。
本当に
支えて下さった皆様に
戦って下さった皆様に
土台を作って下さった西尾市の皆様に
ありがとうございました!
~写真館~