出版した当時(2015年)スウェーデンでは全人口が980万人で、なんと、20万部も売り上げたという怪物本!('Д')

1億人以上いる日本で20万部いっただけでもメッチャ売れた!ってなるので、この場合は、どえらい売れた!!って感じですかね、あれ、方言丸出し( *´艸`)「爆売れ」って感じならニュアンスが伝わりそう♪

筆者の2人はご夫婦だそうで、どちらも精神科医ではないのに、まあ本当に知識が豊富で、世界中の思想や精神医学の知識など幅広くお勉強なさっていて、医者顔負けの情報をこの本にぎゅ~~っと詰めている感覚を本を読んでいて思っていました。

 

お二人とも、心配性や鬱などに悩まれていたようですが、カウンセリング専門科などを頼り、二人でメンタルヘルスの壁を乗り越えた、その経験談を基にたくさんの実際カウンセリングの場の基本となっている精神医学の話などを盛り込んでいる本です。いや~、内容は本当に濃かったので、自分がメンタルヘルスで悩んでいるとか、カウンセリングとかに興味があればとりあえずの入門として読むとわかりやすくていいかもしれません。この本を基に、もっと深く知識を掘り下げる作業をしたらいいかもしれないと思わせるくらいクオリティの高い本でした。

 

しかーし!!!!

 

実は私、こんなはずじゃなかった・・・こんな内容を期待していたわけではなかったんですよね(*´ω`)

 

結果的にとても勉強になる本だったので、実際の生活に少しでも取り入れようと思ったことはたくさんの学べたので大大大満足なのですが、タイトルに惹かれて購入して、てっきり「スウェーデン式」というからには、スウェーデンから先祖代々伝わる北欧の思想を学べる!スウェーデンの人がどのように幸せを感じているのか。そういった内容を想像していまして、私としては、スウェーデンの思想、スウェーデンの文化、スウェーデンの人たちのことを勉強できるのではないかと思っていたので、期待を思いっきり裏切られてしまった感がメチャメチャ残りました。( ;∀;)

 

もう一度繰り返しますが、購入して読む価値はメチャクチャあります!しかし!!!!スウェーデンのことを知る本ではないということを声を大にして言っておかなければいけません。

タイトルの「スウェーデン式」はいらなかったのでは・・・実際のスウェーデン語のタイトルはLär dig leva英語にするとシンプルにlearn to liveなのでもっとそれに近いタイトルにすればよかったのに。日本語のタイトルにやられました。

 

著者のお二人、東洋思想の影響もとても受けていて、禅の哲学(?)仏教哲学(??)の過去未来ではなく、今を一生懸命に生きるという考えを推していて、急に私達日本人に親近感のわく内容が出てくるのも興味深いです。

 

というわけで、私の個人的には、いい意味で期待を大きく裏切られてとても残念だと思うモヤモヤ感がありながらも、本の内容自体は、非常に内容の濃い、自分の生活または性格の改善に役立てそうなヒントをたくさん学ぶことができた喜びとで、なんとも言えない感情になっています(笑)