ノルウェーを知りたいと思うようにならなければ、絶対に手を出していなかった本だと思います(笑)しかし、コンチキ号の冒険はメチャめちゃ面白かった!😃
ブックレビューを拝見しますと、学校の教科書読んだことがあると書いている方が何人かいましたので、教科書にも採用されているお話なんでしょうか?私は少なくとも教育機関で読んだ記憶はありません🙄
作者のトールハイエルダールさんはノルウェー人です。人類学者さんなのかな?冒険家とも言えるのでしょうか。昔住んでいた、太平洋のポリネシアにある小さな島に研究者として住んでいたトールさん。その時に、その島の長老から聞いた伝説と、島ある石像の形から、この人達の祖先が南アメリカに起源があるんじゃないかと考えたんですね。
そういう仮説を唱える事は誰だってできますわ。しかし、このトールさんは、口だけに留まらず行動に移します。
何と、自分の身をもって南米ペルーから太平洋のポリネシアまで行けるかどうか、なんと、船まで自作で作り上げて冒険するって話!
すごい(笑)なんという行動力!
ノルウェーに興味を持ち始めて分かったのが、ノルウェー人って世界でも有数の冒険家輩出国なんですよね。何でだろう、まだ私の勉強が足りないので確実なことは言えないのですが、行動力、好奇心旺盛な国民性なんでしょうね😊
話を戻しますが、トールさんは、一人ではなく、他のノルウェー人(プラス一人スウェーデン人)とグループで冒険をしますが、緻密かつ、人類学や文化の研究をしている専門家だからこそ、船に使った木材や適切と思われた人選が行われ旅は成功したんだろうと思います。これ、普通に考えても危険すぎるもん(笑)😅
本の中盤ではその海の上でのエピソードもありますが、自分では絶対に出来ない生活などが書かれていて、本当に面白かったです。また、ノルウェー人らしいことも書いてあったりしてお勉強になりました。
太平洋に浮かぶ小さな島に着いたときに受けた歓迎のエピソードもすごくいいです。心が温かくなります☺️
何度も繰り返し読みたいなーと思う本です。児童書扱いだけど、日本人の子供ちゃんの中に地理的なマップが頭の中にないと、中々難しい本じゃないかなーとも思いますが、漢字にはルビも打ってありますし小学校高学年くらいからなら読めそうですね!いやこれ、本当にオススメ!👍

