爽やかな秋晴れの今夜は仲秋の名月。
慌ただしかった一日の締め括りは、大地からの虫の声々のシャワーと月光を浴びる。
勿論、仲良き友も訪ね来て、月見団子でちょっと一杯の風情。
又、一人の友に声をかけると、能登の加賀屋で満月観てるという。
満月は煌々として、人の心まで見通すかのように、透き通る清らかさで降り注ぐ。
今宵の宴は人生を語り、真夜中2時頃まで時を忘れる。
満月は煌々と冴え、大きく円を描くように東から西へと動いていく。
月光のシャワーに小踊りする感性の火種は、
訪ね来た友の両手に抱えた「ムラサキシキブ」。
ちっさな紫の実をたわわに付け、ずっしりと弓なりに揺れるほどだ。
贅沢な程の大きな花束に感動一際。
観月のフィナーレは、季節にびったりのマロンティーを味わいながら、
しみじみと見上げる満月もカップに注ぎ頂く。
月光降り注ぐ「銀の砂漠」のイメージで、
カップはウエッジウッドのユーランダーパウダー。
カップに満月を載せて、月に酔うご満悦の友ふたり。
「何事も変わりのみゆく世の中に、同じ影にてすめる月かな」
西行法師



