身を乗り出して受ける講座は「日中文化交流史話」。
雨に煙る一日、雨もなんのその、徹底的に家の掃除を午前中に終る。
清々しい気持で雨を楽しむところだが、
もう一つの楽しみの講座に向かう。
ピンクの傘をクルクル回しながら鼻唄混じりでバスを待つ。
「弘法大師の思想と文学」、学者とは何と素晴らしく、
次から次に深い知識がほとばしり出るのだろう。
学び続ければ続けるほど、しみじみと喜びが湧き上がる。
よき講師に出会える幸せに感謝せずにおれない。
空海の「性霊集」白骨連相、白骨離相をよむ。
講師は合間に呟くように言われる。
どうせ死ぬのだから、折角なら長生きしたいものだ。
どうせ死ぬのだから、早く死にたいと言う人もいるでしょうが、
いろいろでいいでしょう————と。
プリントの最後には、
空海の書「風信帖」。 その書の美しさに見とれてしまった。

