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ベッドの温もりをそのままに目覚め読書。
ついつい夢中になり、読み終わったのが八時過ぎ。
静かに、絹糸のような小雨の朝。

東欧のハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、
ユーゴスラビア、アルバニアと誘われていく。

アルバニアの伝説が興味深い。
———ある日、神が、自分のつくった偉大なる創造物を人間は
どのようにしたか見たいと思って地上に降りて見ようと決心した。
神は長い間あちこち歩き回った。 行き先の見当がつきかねた。
人間は何もかも変えてしまったのだ。
人間は、勤勉と功名心で、原始の風物に
まったく異なった相を与えてしまったのである。
神は気を悪くし、途方にくれてもう帰ろうと思った。
その時、神は、ふと小さな陸地に目をひらかれた。
それは、しばしば人間が西洋の文化と文明の揺藍と
名付けている海の丁度岸辺にあった。
そこは、アルバニアと呼ばれていた。
神の心は喜びに弾んだ。
思わず叫んだ「とうとう私は、見覚えのある土地にきた。この土地こそ、
昔私が創ったまま手つかずに残っている」と。—————


雨が降るフリーな一日のブランチはニンニクを効かせたパスタにする。
ロイヤルコペンハーゲンのセットにする。
自家製のパセリとチーズをたっぷりかけ、
大分の友からの自家製キーウィのヨーグルト。
玄米フレークとコーンスープ。
フルーツはリンゴ、ミカン、バナナ。
紅茶は「ブレクファスト」をたっぶり注ぐ。
BGMはFMのギター曲が嬉しい。

カーテンを透して雨の日の、
淡い光と「ガレ」の間接照明が優しく空間に広がる。




何よりも大切に、優先順位を一番にしてやることがある。
二ヶ月に一回の歯科検診。
ツールツルのピーカピカの検診の今日、何とも贅沢な幸せな瞬間。

今の九大歯科を合わせると、数十年になるだろうか。

社会的コミュニケーションの先ず第一は、間近に、笑顔で語り、
満面に笑える人生の為にも、とても大切なことと決意した。

ドクターはいう。
磨き方が上手なことより、定期的検診でマンネリ化していく
間違った磨き方を気付いていくことが大切だ。


病院を出ると、変わらず雨は降り続いている。

その足で、東区傾聴ボランティア交流会に急ぐ。

現場実習の体験を聞かせて頂いてると、一人一人の感動が伝わってくる。

傾聴することは素晴らしい!
とても深く、難しくはあるが。

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美しい冴えた青空、遠く山波もくっきり活字の線のように明確だ。

今日はY氏のバースディ、メールよりも、この美しい宇宙エネルギーからなる、
活字のように明確な山波メッセージが送られるといいなぁ。


小春日和の午後は庭でティーブレイク。
背中に太陽を背負っての読書は、時を止めたくなる程だ。

生体学の宮脇氏と仏壇の長谷川氏の対談を読む。

宮脇氏がドイツ留学時代の師の言葉、
「見よ、この大地を!
四十億年の地球上の生命の歴史と巨大な太陽エネルギーの下での、
壮大な生命のドラマが目の前にある。
現場に出て、目で見て、においをかで、舐めて触って調べろ!
現代人には二つのタイプがある。
見えるものしか見ない者と、見えないもののものを見ようと努力する者だ。
現場が発しているかすかな情報から見えない全体を読み取りなさい」

見えないものを見る。
それは゛気付く゛こと。
自然が発しているかすかな情報で見えないものの全体をどう見ようかと考える。
本物かどうか、一瞬にして分かるという。
人も同じだと。


ふと本から目を上げると、限りなく抜けるような青い空、
庭の木々がぐっと近付き、見えない心の感動に肯いている。

見えないもの、自然のエネルギーはすごい!
真っ直ぐで、シンプルで、心地よく、美しいこと!

折り折りに、樹海を飛び回る小鳥達のさえづり、
広い青空に飛行機雲の線が伸び行く。

太陽はすでに、山の端に寛ごうとする。
太陽よ、おまえも疲れたろう。
ゆっくりあの山でお休み。
読書もここまでにしましょう。

ありがとう、この日溜まりを!