急に足が一歩を出せなくなった。
朝日を浴びながら植木に水かけをした後のことだ。
痛くて腰が立たず、一歩も踏み出せない。
それでも、計画の一つ、写真整理にかかったが、
終わった時は呼吸さえ浅くしかできない。
体も心も硬直していくのがわかる。
じっとベッドに横になっても辛い。
そして翌日、慌てずしてゆっくりゆっくり
評判の良い整形外科へ出向くや驚く。
なんと、いっぱいなのだ。
その中で一人院長が飛びまわって応診している。
思わず「すごいエネルギーですね。
「お疲れ様です」と言ってしまい笑顔のアイコンタクト。
初診の私にもアイスブレイクができた。
まさか、まさか、生涯の内にここに来院するとは夢にも思わなかった。
ゆっくりではあったが、帰りは初秋の風と日差しを感じ軽快に帰ることができた。
我慢すればその内に……と思う私を見事に
一転させた事柄だ――痛みは我慢するものではない――
院長は言った。
「痛みは我慢するものではない、何かあったらいつでも電話ください」
言葉のバワーの大きさを身を持って感じいった。
TVのある番組でペインクリニック、メス手術、
内視鏡手術での医師のバネルリスカッション風なのがあったことを思い出す。
院長と話してる時頂いたプリントの一部を紹介しよう。
「体の一部に痛みがあると、その周囲の筋肉が収縮して血流が悪くなり、
血流の悪い場所には発痛物質が生まれ、
さらに痛みを持続させることにつながります。
こうした循環を神経ブロックで一度完全に止めてしまうことで、
何年も続いた慢性の痛みがすっかり消えてしまう例も多くあります。
また、痛みが消えている間に体の状態が回復することも期待出来るので、
総体として痛みの解消に向かうことができるのです。」
また「痛みを感じている時間が長いほど、
その記憶が体内に強く残り、その後も痛みに悩まされることになる」
