おはなしらんど絵本30冊ほど、毎朝、柔らかな心へ誘ってくれた。
今朝は「ロマンツァー音楽世界めぐり」に遊ぶ。
表紙の表にはレコードが入り、裏には譜面と歌詞のカードが入る。
毎回届くのを楽しみにマンドリンで譜面を追うこともあったが、
魅せられながらも時間に追われていたのだろうか、
読めないままのも多くある。
数十年たった今、あらたな感動でページをめくる。
一行一句に生命がうずく。
何と美しい日本の文化なのだろう。
「越天楽」、「黒田節」、「荒城の月」の滝簾太郎や山田耕作。
日本の楽器の美しさは正倉院の五弦琵琶から筝の作り方、
尺八、三味線と続く。
「日本語を美しく歌うこと」――――
「さくらさくら」の言葉の美しさを情緒豊かに解説している。
何と心深く満たされることでしょう。
忘れられつつある、日本語独特の美意識を目覚めさせてくれる。
どこかでつぼみがひらいている
どこかで風がうまれようとしている
あの山では まだ
残雪がきらめいていて
その谷では 小さな風が去ろうとしている
としをとった沼がある
若い木々の梢が見える
道は かなたにとどいている
陽と 雲のあるほうへ
海鳴りと しろいしぶきにかこまれた国
うつくしい 島々
うつくしい 四つの季節
