ScanSnap N1800! オフィス向けだけど、これはすごそう!! | ScanSnap,Offirio,DR-150などドキュメントスキャナーを本当に使いこなす方法100

ScanSnap N1800! オフィス向けだけど、これはすごそう!!

ScanSnapの「N1800」というのが登場しました。
N1800の「N」はネットワーク(Network)のNのようです。

久しぶり登場のScanSnapの新機種はネットワーク対応!! オフィスでの小型ドキュメントスキャナー設置を加速することのできる意欲的な製品!!



価格が約18万円ということで、個人向けとはとてもいえませんが
オフィスであれば中小問わず役立つシーンがたくさんあります。

<N1800の特長>
スキャナーをネットワークに接続しておくことで
PCとの接続をすることなく、N1800で取り込んだ内容を
ネットワーク上、特にクラウドサービス上に直接送り込むことができます。
おそらく、社内のファイルサーバに直接といった使い方もできるのでしょう。

<こんな利用シーンが考えらる>
私が考える「N1800の利用シーン」として考えられるのはこんな感じ。
・顧客や利用者に「申込書」などを書いてもらう業種。申込書などを受け付けてそのままN1800に通すだけで、スキャン内容が一カ所に集約して保存される。
・宅急便の伝票
・出張修理の際の修理伝票の取り込み
・手書き伝票を使っている飲食店などでの伝票の取り込み
・複数の営業マンが収集した名刺を一括とりこみ=>集約した名刺情報を組織で利活用

<競合>
オフィスにもよりますが、コピー/fax/プリンタの機能を持つ複合機を使っている場合は、その複合機にネットワークスキャナ機能が搭載されているものがあります。
オフィス向けネットワークスキャナという点では、N1800の競合の一つとしてオフィス向け複合機があげられます。

【N1800と複合機ネットワークスキャナ機能との共通機能】
N1800と複合機のネットワークスキャナ機能で共通と思える機能は次の通りです。
・両面スキャンが可能
・ADFによって複数毎の原稿を取り込むことができる
・ネットワーク上のサーバー等に直接コピーできる
・カラーでスキャンできる(複合機の機種による)

【N1800の優位な点】
・導入価格(ただし、スキャン機能のみなので、プリンタ/fax等を組み合わせた複合機のほうが有利になることがある可能性あり。)
・クラウド対応(ただし、今後複合機のネットワークスキャナでもクラウドサービスに対応してくる可能性あり。)
・1度の原稿のフィードで両面スキャンが可能(複合機で両面スキャンをする場合は、表面をスキャンした後、両面印刷機構によって原稿が反転して裏面をスキャンする。==>結果、N1800のほうが両面スキャンのスピードが速い)
・設置面積。非常にコンパクト。店舗の受付窓口一つ一つにN1800を置くような使い方も可能
・操作が簡単そう

【複合機が有利な点】*但し機種による
・ADFに一度に置くことのできる原稿の枚数が多い
・A3サイズのスキャンに対応
・すでに設置されている複合機のネットワークスキャン機能を有効にするだけで使える可能性がある。(費用等はメーカーや機種による)



最近の動向として、クラウドサービス対応をうたう製品が多くなり、また、昨今のIT投資低迷の中でクラウドサービスだけはお金が動いている市場となっています。
個人的には、やたらめったらクラウドサービスが出ても、それを使いこなして本当にTOC削減と高い費用対効果を得ることができるかはそれを使う人間にかかっている、とつくづく思います。
(クラウドサービスに限ったことではありませんが。)

ともあれ、クラウドサービスを便利に使うことのできる一つの機材として
N1800には要注目です。

N1800の詳細はPFUのウェブサイトで。
http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/n1800/