オフィス複合機とScanSnap S1500(等、ドキュメントスキャナー)の比較 | ScanSnap,Offirio,DR-150などドキュメントスキャナーを本当に使いこなす方法100

オフィス複合機とScanSnap S1500(等、ドキュメントスキャナー)の比較

うちの事務所には富士ゼロックスの複合機(カラープリンタ+カラーコピー+FAX+ドキュメントフィーダー付きスキャナー)があります。

複合機
ScanSnap,Offirio,DR-150などドキュメントスキャナーを本当に使いこなす方法100-fx
(Fuji Xerox社サイトより)
VS ドキュメントスキャナー

この複合機とScanSnap S1500やDR-2510cといった据え置き型ドキュメントスキャナー(以下、ドキュメントスキャナーと記述)を比較してみます。

1.スキャンスピード

複合機の紙のフィード速度と読み取り速度はさすがに速いです。しかし、両面スキャンとなると、複合機は片面を読み取った後、内部の機構で紙をひっくりかえしてからもう片面を読み取ります。
他方、ドキュメントスキャナーは、片面でも両面でもほぼ同じスピードで読み取ります。これは、ドキュメントスキャナーには表面と裏面それぞれを読み取るためのCCDが搭載されているためです。

よって、読み取りスピードについては、片面は複合機両面はドキュメントスキャナーに軍配を上げます。


2.用紙セット枚数
これは圧倒的に複合機の方が多く用紙をセットできます。ADF部分が複合機のほうが大きいためです。


3.読み取りサイズ
複合機ではA3用紙も難なく読み込むことができますが、ドキュメントスキャナーでは辛いところです。(但し、機種によってはA3サイズのフィーダー読み取りをサポートしているものもあります。)

他方、ドキュメントスキャナーでは名刺やハガキサイズの読み取りが可能ですが、複合機ではこれらのサイズをフィーダーで読み取ることは(多分)できません。

個人的には、名刺やハガキをフィーダーで読み取ることのできるドキュメントスキャナーに軍配です。


4.思考のスピードを妨げない情報整理の観点

これは、複合機の利用環境、設置環境に依存するので一概には言えませんが、私のオフィスの環境では次のようになっています。

複合機は自席から20mほどのところにあります。原稿を複合機のところまで持って行き、原稿をスキャン。スキャンしたドキュメントは一旦複合機本体に保存されます。自席に戻り、専用ソフトを使って複合機本体に保存されたファイルを取り出します。取り出したファイルは自分のPC上で整理・保存します。」

他方、ドキュメントスキャナーはといえば、自席で「取り込みたい原稿の発生」の時点で、即時、スキャンして整理・保存することができます。

思考のスピードで情報を整理する観点については、私の環境ではドキュメントスキャナーに軍配です。


以上が今回の比較結果ですが、その他比較の観点をあげるとすると、生産性xコスト や 使用するソフトウェアなどを比較などがあげられます。
機会があればそういった点についても検討してみます。