89. 目標 | シャンプーハット

89. 目標

なんだかんだ言って、俺は目標を持つのがニガテ中のニガテといっても過言ではない



……いや、あくまで今回の受験のネタをいつまでも引きずっていて、それを書くつもりという訳でもないよ?

そうではなく、ただ単に今までの自分を振り返ると何かに対してやるだけの事をやり続けた――所謂、惜しみない努力を注いだ、というヤツだろうか――をやってない気がする

先日の飲み会(2日目)で、「一生懸命やる」と「死ぬ気でやる」の違いを説いた人がいたが、正直なところ俺はどっちにも達していないんだ


その飲み会に行っていない人の為に説明すると、つまりこうだ

「一生懸命やる」=『自分の何か(健康など)を犠牲にしてまではやらないけれども、きちんとやり通す』

「死ぬ気でやる」=『今の自分を投げ捨ててでも何かに打ち込む』

実際、パッと聞いてみると同義語なのだろうが、少なくともここに置いてはこの違いを明確にしておかなくてはなるまい


さて、ここで話題となったのは、「死ぬ気でやる」と頂点といって過言でないところまで辿り着けるが、「一生懸命やる」ではそこそこのところまでしか往けない、ということ。

正直、学校教育では「一生懸命やる」が最善とされ、社会では「死ぬ気でやる」がみんなの憧憬の的なのだろう


無論、先にも述べたように俺はどっちも未達成の領域で、だからといって絶対的に不良ではない

たまに気が乗ったときにがんばる、という自分には最高に都合のいい性格といえるかも知れない

ただ一抹の不安――これが、将来楽しくあれる為のイマなのか―――


ありとあらゆる物語にしょっちゅう登場する、「俺はいつかビッグになってやる」が口癖のダメキャラの気持ちも今なら分かる

そういう役割も必要といえば必要だが、その位置に甘んずるのは俺として楽しくない

だからこそ、目標というものに黙々と打ち込める意志・集中力を今後鍛えていきたい


結局のところ、アレだ

エジソンの言葉を借りるなら、ひらめきは目標の方向付け・舵取りであり、努力は決めた目標に対する遂行力なんだ

絵を描くときも似たようなもので、全体の構図をイメージしてそれが決定すれば、あとは地道な作業以外の何物でもない

俺がらくがきを描いているのは他でもない、俺程度の画力だと、そのイメージがせいぜい数時間で完成してその達成感を得られるからだ

何だってそう

そうでなければどんなスポーツも勉強も楽しいはずがない


だから、一流大学を出た方が就職はいい、というのは肯けることなのだ

自分で目標を設定(或いは企業側が設定)し、それを遂行する能力が高ければ、高い確率で勉強だけでなく仕事もうまくやってくれるに違いないのだから。