26. 授業中
最近気づいた事がある
それは”自分はいつも何を考えながら授業を受けているか”ということだ
よくよく考えてみると、俺はいつも授業中に、授業を聞いているというよりも教師を見ている気がする
……いや、別に変な意味で見ているわけではないのだが。
俺がしょっちゅう不思議に思っているのは、教職に就きたいと思う、そのきっかけ・動機だ
これまで俺は、幼稚園の保母さんなども含めれば、人にモノを教えるという職業の人に15年半接してきた
小学校の先生、中学の先生、高校、予備校………
俺が今まで受けてきた授業の中で、「先生になりたい」とか思ったことは一度もない
先生というと、つまりは下の者に教える立場なワケであって、衰退はあっても成長がない気がする
無論、現職の教師に訊けば「生徒から学ぶ事も…」みたいに言われるかも知れないが、他の職業に比べて現状維持思考が強いといえるかも知れない……
…などと考えている俺だから、教師を見る目は大げさにいえば動物園で動物を見る目に近いかも知れない
確かに大げさすぎるだろうが、自分とは違うものへの興味・好奇心といった観点からすると似ているものがあると思う
その所為か、普段授業を受けている間も「この人ってどういう経緯で今の職についたんだろ…」と考えながらボーっと見てしまう
授業中の雑談として先生自身の話が出ることがあるが、その中でたまに教師になった経緯を聞く事もあったりする
それでもやっぱり「何でそこでそうなる!」みたいなツッコミどころというか、そんなのが俺的にあったりするのだ
そうそう、それからその教師が、今の職業に就いてなかったら何の職業になっているのかも気になる
「この人、今の職業以外にありえねぇよなぁ……」とか思う確率が、小・中・高と経ていく内にその割合が上がっていく…
とにかく、俺からすれば教師という職業自体が不思議ゾーンだからついボーっとしてしまうんだろうけど、やっぱ授業聞かないでボーっとしてるのはマズイよなぁ……