6. かゆい……のか? | シャンプーハット

6. かゆい……のか?

今日、予備校での授業中のこと。

2時間目だった


俺は先に鞄を置いて席を取っていたのだが、授業が始まるまでの友達と話している間に、他の席も後からやってきたヤツらが席を埋めていく

いざ授業が始まるということで自分の席についてみると、俺の目の前の席にも座っているヤツがいるわけで。

そいつの後ろ姿は、適当に刈り上げた短髪に、首筋にはできものをかきむしった跡のようなものがあって、白のTシャツという感じ

その首筋の跡の所為か、全くオシャレというものに気を使っていない風貌の所為か、最初からなんとなく厭な印象はあった……


で、授業が始まるや否や、おもむろに背中やら胸やら後頭部やら腕やら足やら、とにかく体中のかけるところは全てかいてるんじゃないかっていうぐらいかきむしり始めた

もうとにかく、授業時間の半分以上はかいてるんじゃないかっていうくらいに。

そんなヤツが目の前の席にいるもんだから、その後ろにいる俺はたまったもんじゃない

前を向いてる間中、ウザいのなんのって。


もうとにかくひっきりなし

乾燥していたはずである例の首筋の傷(?)跡には、擦り傷が治りかけた時のような潤いがあったし、Tシャツの右肩甲骨にあたる部分には血が滲んでいた

あれだけかいておいてそうならない方が不思議だが、風呂入れよお前……

「風呂入ってんのか?」という疑問の前に、既に”風呂に入っていない”という前提があるから疑問はおきない

おきる疑問があるとすれば、何故風呂に入らないのか?というものだけだ



予備校って、いろんな人がいるね!