10月31日(金)


今日はいよいよハロウィン。もう街中準備万端。花子ちゃんも大きなカバンに、ハロウィン・アセンブリーの衣装とハロウィン・パレードの衣装を詰め込んで張り切って出かけました。

ところが、太郎君の通う学校では、今日は「学習発表会」。というわけで、今日はscamam、またまた大忙し、かけもち大作戦です。しかし、一体全体、世間がハロウィン一色なのになぜ、今日のこの日を選んで学習発表会なのか。まさか、日本の「文化の日」の直ぐ前の登校日だから、なんて、ことはないですよね、ここはアメリカなんだから。

さて、太郎君は、1年生のmain streamのお友達に交ざって、「みんな一緒だよ」という劇に出演しました。お友達が学校で迷子の犬を飼うのですが、色々な問題が起こって、まあ最後はお決まりの飼い主が現れて涙のさようなら、というストーリーです。歌あり、踊りあり、シリアスな場面も、名物先生を子供が熱演する場面もあって「これが1年生なの!」って思うほど完成度の高い上演でした。太郎君も、お友達に手を引いてもらって、何度も何度も舞台に現れます。「勇気100%」の替え歌に合わせたダンスもパーフェクト。あまりの可愛さによだれが出そう。見とれてダンスシーンの写真、取り損ねてしまいました。

保育園のころから場数を踏ませて頂いていますから、きっとやってくれるだろう、と信じていたものの、やっぱり終わるとほっとするものです。同じ学級のお母さんも隣で一緒に固唾をのんで見守っていて下さいました。余韻を楽しむ間もなく、アクセル全開で花子ちゃんの学校へ急ぎます。


「The 学習発表会」


作品展も同時開催です。


穏やかな秋の一日。玄関先にはかぼちゃもありました。

10月30日(木)

木曜日は、ボランティア・ディです。花子ちゃんの学校で、朝一番、8時35分からライブラリーで、9時からはアートの教室で、掛け持ちで働きます。

ライブラリーのボランティアはカリフォルニアでもやっていましたが、東と西で使っているシステムもボランティアの仕事もほとんど同じ。すんなり入ることができました。朝一番の時間帯は、色々な学年の子ども達がパラパラとやってきて本を借りたり返したりしていくので、どのくらいの年齢の子がどんな本を読んでいるのか窺えて面白いです。でも、今日はどのクラスも明日のハロウィン準備で忙しいのか、ライブラリーは閑散としています。溜まっているcheck-in済みの本を書架に戻して今日はおしまいです。

アートのボランティアは、陽気なart teacherのヘレンの部屋に毎週一回ママ達が6,7人集まって、子ども達の作品を台紙に張ったり、廊下に展示したり、授業で使うmaterialの準備をしたりするものです。ママたちは、アメリカ人が3,4名、インド系2,3名、日本人3名で、細かい仕事はいつも気づかないうちに、日本人が担当したりしています。ヘレンはイスラエル人なのですがノリはラテン系、部屋にはいつも不思議な音楽がかかっていて時々踊ったりしています。でも、なかなか厳しいところもあって、ママたちが廊下に何十枚も絵を貼っても、ヘレンの感性に合わないとやり直しになることもあります。最近では、どのママも心得てきて、2,3枚貼ったところでヘレンを呼んでチェックしてもらったりしています。子ども達の作品を沢山見る機会があるのですが、これ、好きだな、と思う絵は後で名前を見ると日本の子供のものだったりすることが多くて、お国柄ってあるのだなぁ、と面白いです。花子ちゃんはアートはちょっぴり苦手、親も才能がないので仕方ないなぁ、と思っているのですが、ヘレンに言わせれば、「ハナコは素晴らしい才能を持っている。彼女の作品は非常に個性的で、完成が楽しみだ。」ということで、毎週、花子ちゃんの進行中の作品を見せてくれて色々説明してくれます。しかし、今日は痛恨の出来事が。何週間にもわたって下書きから始めた自画像、下書きの時点では、確かになかなか、今回はがんばっているじゃない、と思っていたのですが、今日はしっかり色がついていました。ところが、首の影と鼻の影が逆方向。しかもその影はまったり黒々と描かれていて取り返しがつきません。これが、ヘレンの言う「個性」ですか!いえいえ、ヘレンもこれには参ったようで、ハナコにはこれはおかしいよ、と説明したけれど、ママからももう一度言っておいてね、と釘をさされました。


ボランティアの後は、街のアダルト・スクールで見つけたESL(English as a second language)のクラスです。先生の名前はマリー。マリーの素敵なおうちの居間に、同世代のママたちが毎週7,8名集まります。生徒の構成はフランス人、トルコ人、韓国人、ラティーナ、日本人。それぞれが毎週一つずつ話題を見つけてきて発表し、それについて皆で議論するのですが、話題は文化から政治まで結構幅広く、日本人も含めて皆結構ベラベラ話すのでとても面白く、毎週楽しみにしています。scamamが今はまっているのは、街のライブラリーで見つけたDVD。Ric Burns: New York (8pc)


毎週1本ずつ借りて、その中で気に入ったトピックをESLで紹介しています。自分はNew Yorkの歴史について何にも知らないんだなぁ、と驚くことばかりです。前回は、超天才なのに破天荒なFounder, Alexander Hamilton について。そして今回は、New York Draft Riots について発表してきました。

1850年前後に、NYCには祖国の大飢饉から逃れた大量のアイルランド移民が入国するのですが、彼らはカソリックで、しかも読み書きが出来ない農民出身者が大勢を占めていたため、ブラックアメリカンと共にNYCの最下層を形成し貧困の極みに喘ぎます。そこに南北戦争が起こり、徴兵制度まで始まって、ますます彼らの生活は追い詰められ、その不満はとうとう大暴動となって爆発します。連合軍が、あのゲティスバーグの戦いに参戦するためにNYCを空にしたその隙を狙った蜂起でした。当初のターゲットは市当局でしたが、結局はライバルであるブラックアメリカンに対する虐殺に転向ていきます。暴動は数日続きますが、ゲティスバーグの戦いに勝利して急遽駆けつけた連合軍に鎮圧されます。連合軍には徴兵されたアイルランド人も沢山いて、同じ民族同士が敵味方に分かれてNY市内で打ち合うという悲劇になりました。歴史に名高いゲティスバーグの戦いの影の移民哀史です。

このドキュメンタリー映画、iTuneでも手に入れられるようです。便利な世の中です。