1月20日(火)
朝、ダラスから戻ったパパは、この日、代休をとり、大統領就任式と花子ちゃんの学校のバンド・コンサートに備えました。同じ日で、良かった!
2週間ぶりにオバマの就任演説を読みなおしてみましたが、やっぱり、良い演説ですねぇ。日本人はスピーチが苦手だし、スピーチで人を評価するということにあまり重きをおきませんが、アメリカ人にとっては、いかに説得力のある感動的なスピーチを行うか、は、とても重要なことで、小学校の授業、特にsocial studiesなんて、そのためにあるような気がします。スピーチに対する鑑識眼が確かな人々を感動させるためには、当然、上面な言葉だけではだめで、実力や信念に裏付けされたスピーチのみが、拍手喝采で受け入れられるのだと思います。宣誓ではいきなりつっかえて、ドキドキさせたオバマですが、スピーチは堂々たるもので、ワシントンDCのモールを埋め尽くした人々だけでなく、学校で、職場で、TV画面を見つめる国民に対して、新しい時代を朗々とコミットメントしました。花子ちゃんの学校でも、全校生徒がホールに集まってスピーチを聞いたのだそうです。制度が違うから仕方がないかもしれませんが、日本の政治家って、国民に対するコミットメント、感じているのかしら、って、そもそも論ですが、今更ながらに考えちゃいました。
2週間もたっての感想なんてカビが生えてしまっていますが、その他のあの就任式での印象は以下の通り。
カーター元大統領は品の良いおじいちゃまになったなぁ。
ヒラリーは青いコートがとてもよく似合ってきれい。元大統領の妻としてビルと一緒に登場したけれど、もし、ヒラリー自身が大統領になっていたら、どういう登場の仕方をしたのかしら。
ブッシュは、オバマのスピーチをどんな気持ちで聞いていたのだろう。アメリカの現在の苦境は全部君のせいだよと言われているようなものだが、針のむしろではなかったか。それでもあのスマイルは顕在だ。ある意味、精神的にすごく強いやつだ。
オバマさんちのピンクのコートの女の子はじっとしていられないぞ。
以上、奥様3面記事みたいですみません。そうそうもう一つ、オバマは就任式の前に教会に入ったようですし、演説にもGodという言葉がたくさん出てきて、やっぱりこの国には国教があるのかしら、って、これは口にするのもはばかられる衆知のこの国の矛盾、ですよね。
さて同じ日に、花子ちゃんの学校ではコンサートがありました。この学校では、4年生から子供が自分の好きな楽器をひとつ選んで、オーケストラかバンドのどちらかに入ります。花子ちゃんは、パパのアルト・サックスがあったので迷わずそれを選んでバンドに入りました。家に楽器がなくても、レンタル屋さんが充実していて簡単に楽器が手に入るようです。練習は、週に1回だけ、それも授業時間内にパート毎に持ち出されて行われるので日本のブラスバンド部のような負担はありません。そして、年に2回、オーケストラとバンド合同でコンサートを行います。コンサートは昼の部、夜の部とあって、それぞれドレス・コードがあります。生徒に見てもらうのがメインの昼の部では、ジーンズ、敗れた服はだめ、親に見せる夜の部は、上は白、下は黒で、スニーカーはダメというものでした。ビデオにカメラ、万全の体制で、昼の部、夜の部両方に臨んだscamamとパパでしたが、まずは、その完成度の低さにのけぞるほどの衝撃を受けました。そりゃそうだ、週に1回の練習だもの、って気を取り直したものの、日本の小学校の一糸乱れぬブラバンの演奏が頭の片隅に残っていたので。ピーとか、プーとか突拍子もない音があちこちから飛び込んで来ても、もちろん、先生も生徒もちっとも気にせず、晴れ晴れと演奏し、終われば当然、「イエィ!」とガッツポーズです。日本では、失敗したからって泣いていた子もいたけどね。こちらの学校はそれぞれがスクールバンドを持っているのですが、オーディションに受かると市のバンドに入ることができて、更に上のオーデションを通ればカウンティのバンドにも参加できるのだそうです。スクールバンドで楽しさを知って、もっと極めたい子はその先へどうぞ、ということでしょうか。だから、今日は楽しむことがメインテーマ。夜の部は、コミュニティの親たちがたくさん集まって、みんなノリノリ、太郎君まで、最後の"Born to be wild"の時には、他の低学年の子どもたちと一緒にスウィングしていました。

