大好きなちひろの美術館で特別企画の「ちひろとマリーローランサン」の展示。

これは非常に興味がある。 何十年振りかでちひろ美術館に行ってみよう。


ちひろの作品に初めて触れたのはおそらく幼稚園児の頃だったと思う。

同じ年頃の子どもたちが活き活きと描かれた世界。私と同じ事をしているぅと多分感じてとっても親しみを覚えたのだと思う。 


それから小学生になりちひろ美術館を訪れる機会を得る。 今のちひろ美術館が改装される前のちひろ美術館 なんだか美術館というよりも知り合いのお宅という印象が記憶の片隅にはある。 


あのかわいい子どもの絵を書く人のお家に行ける。


そんな感じを抱きながらワクワクと美術館へ出掛けたのを覚えている。 初めて見る画家のアトリエ。ドキドキしながらちひろが出てくるじゃないかと思っていた。 だけどもうこの世の人ではなく天国にいる人ということを知ってとてもショックを受けたのも覚えている。このステキな絵を描く人はもうこの世に存在しないなんて・・・会えるんではないかとドキドキしていたのに・・・とっても悲しくなったのも覚えている。


その記憶がいつまでも私の中に存在するのかそれから何度かちひろ美術館へ訪れたが行く度に涙が出て止まらない。 どうしてここを訪れると涙が出てしまうのか

今日まで分らなかったけど今日分った気がする。恐らく私が最初にしっかりと意識して向き合った最初の人の死だったんだと思う。


すっかり大人になって訪れたちひろ美術館はすっかり様相を変えて近代的な美術館に変わっていた。そうだよねぇあの当時のままでは老朽化も進むし訪れる来客数も

増加するばかりだから近代化してしまうよね。 もうあの温かく画家が今にもいらっしゃいと出てくるんじゃないかと思える場所は無くなっていた。


そんな事を思い出しながらちひろとマリーローランサンの関りは何か。

どことなく画風の似ている二人の画家。その接点とは何か。

ちひろはマリーローランサンの作品に触れた時に自分と同じ画風のローランサンに

おどろいたそうである。ももいろ・藤色・みずいろちひろの好きな色ばかりで描かれたローランサンの絵。きっと二人が出会う事があれば共感する部分が多くあって無二の親友にもなっていたかもしれない。 感性の合う人との出会いは驚きと喜びを

与え刺激にもなる。私は写真を撮るのが好き 水面に映る景色を撮るのも好き。

それと同じ絵を東山魁夷画伯が描いているのを初めて見たとき。この巨匠と同じ感性を私も持っているんだと感じたときに嬉しさと出会えた喜びを感じたから。


二人の女流画家の描く世界。テーマはどちらも全く違うけれど淡い色使い、人の優しさを感じる作品。目の描き方も何処と無く同じような感じ。一度に二人の絵を見れるのはなんと贅沢で幸せなことか。


久しぶりにちひろの世界に触れてやわらかでやさしい気持ちになれたことに感謝。

今日はもう泣いていない私。ピュアな子どもの私はもう居ないのかな・・・ちょっと寂しいな。乾いたオトナにはならないように気をつけよう。



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jonaのブログ  ちひろとマリーローランサンならどんなひまわりを描くのかな?