11月の公演を楽しみにしていた ジョアン・ジルベルト しかし 体調不調の為に日本のオーディエンスには

最善の体調で公演をしたいと 延期になり この13.14日で振替公演が予定されていたのだが 腰の調子が良くないそうで 中止になってしまった。 


今年はボサノバが誕生して50年の節目。 その節目の年に来日してくれる事を楽しみにしていただけに

とても残念で仕方がないが こればかりは止むを得ない、、、


是非 彼には元気になってもらって 来年 日本でもステージに上がってもらいたい!!!


ジョアン・ジルベルトの魅力はなんといっても 人柄。 勿論 歌も素晴らしいし大好きだけど。

人の優しさが滲み出ている人。 


初めて ジョアン・ジルベルトのステージを見に行った時に 開演時間を過ぎても全く 出てこなくて・・・

様々なライヴで出が遅いのには 慣れている私ですが あんなに待ったのも 初めてで 最初はどういう

人なのかと 訝しげにも思ったりもして。。。 傲慢なおじいちゃんだなと。 それでも 周りは全然 そんなのは

気にしていなくて ボサの神様にお目にかかれるだけでも ありがたいという 雰囲気が辺りに漂い。

そういう 凄く崇められるお人なんだと。思い直し 出てくるのを 待ち続けた。 おまけに蒸暑さが残る10月の初旬の事で 広い会場には満席の人。 空調が稼動して当り前の会場には エアコンが作動しておらず 暑いのなんの。。。 これも ジョアン・ジルベルトの意向で エアコンが効いていると声に影響が出ると。 

ここまで 拘るアーティストもそうそう居ない。 


ようやく出てきた。 しかも さりげなく静かに登場。 

拍手の嵐・嵐・嵐!!!!!


するっと 自然に唄い始めたら その声の素晴らしさ 唄の表現の豊かさの素晴らしさに 超感激。

心地良い歌声に聞き惚れる こんなに素晴らしいアーティストに生で逢えて本当に良かった。

どれだけ待ったって このひと時を過ごせるなら 一晩でも待てる!位のすごさだった。

長い時間 ずーっと何曲も唄い続けて それでも 全く 声に疲れは無く それどころか 声がどんどんと

伸びていくすごさ 感動の嵐。 こちらが一息つくのも気を使う程。 ステージに拍手喝采が全く 止まない。


その拍手喝采を一身に浴びて 被っていた帽子を胸に当てて 目を閉じて 頭を下げ そのまま

微塵も動かなくなってしまった。 暫くは何も思わなかったけど あまりにも長い時間 動かないので

どうしたのか心配になってしまった 全然 動かない。。。 大丈夫なのかなぁ? ちょっと周りもザワザワと

してきたけど。。。 30分以上はその動かないまま


ようやく 頭を上げ 目を開けた ジョアン・ジルベルト。 深々とお辞儀をした。

ジョアン・ジルベルトは私たちの一人ひとりの拍手をひとつも逃さないように じっと聞き入って

感謝の心を表してくれていたことに 気がついた時には全身鳥肌が立ち私は感激して泣いていた。


これほどにステキなステージを体験させてくれた ジョアン・ジルベルトに更なる感謝の気持ちを込めて

ずっとずっと拍手し続けた。 


この公演は5時間以上にも及んでいた。 物凄い事だと思う。


あの感動を是非 ボサノバ誕生50年の 今年に味わいたかったのも 本音。 


ジョアン・ジルベルトの回復を心より祈りたいと思います。

そして 日本に帰ってきてください。