無料楽譜
ベートーヴェン ソナチネト長調
無料楽譜
ベートーヴェン ソナチネヘ長調
ピアノコンクールや発表会などでよく課題曲になる
ベートーヴェンのソナチネ作品ト長調とヘ長調作品、
暇があると、先週頃から演奏解釈に時間を割いている。
楽譜が沢山出回りすぎていて、解釈を考えても
何が正確なのかよくわからないけれども・・
当たり前の常識にとらわれすぎているというか、
適当に弾いても、弾けたような気持ちで終える作品で
よく考えてみると何か見過ごしていることが多いのを
感じる。
雑な演奏になりがちなので、
厳格で忠実な演奏に戻さないといけないなと反省する。
「あなた、本当に正しく弾けていますか?」
と、自問自答してみると自信がなくなる。
あらためて、
じっくりと音楽記号などを眺めてみると
そう容易に演奏できる作品でもなくて、
音の粒を揃えて正確に弾くのも難しい。
ト長調では、ドルチェ、丁寧な演奏、拍子記号、ヘ長調では、快活に速く指を動かす基本練習
拍子記号、アウフタクト、装飾音の入れ方、
強弱記号やスタッカートなど細かく考えて、
全てを実行してみると、案外ぎこちなくなるので
しっかりと一音ずつの粒を揃える練習の繰り返しや
もっと指のタッチを繊細に動かす練習をしないと
いけないなと気づかされる。
いずれの曲も親指(1)の指がキーポイントの
ような気がするかなぁ・・
親指を深く丁寧におろすのと、浅く置くのでも、
親指は短いので、1音の長さにも関係してくる。
それだけでも、表現というのは微妙に変化する。
ベートーヴェンは幼少の時期に父親と
モーツァルトのコンサートを聴きにでかけて
その演奏があまりに雑だったことに落胆して、
もっとレガートに演奏していると思ったのに、、
という話があるので、ベートーヴェン作品は
レガートでエレガントな演奏を心がけた方が
良いのだと思った。
小品とはいっても、ソナタ作品に出てくるような
ベートーヴェンが好んで使うリズムやフレーズが
多く登場するように感じる。
私の使用しているのは全音楽譜でソナチネの他にも
エリーゼのために、トルコ行進曲、エコセーズなど
ベートーヴェンの有名な小品が沢山載っていて
おもしろいので、指の練習と演奏解釈を兼ねて
弾き遊びで使っている。
ベートーヴェン作品の初中級レベルの曲が多く
掲載されているので、独学でピアノを楽しむ人にも
手ごろで、なかなか良い楽譜ではないかなと思った。
1650円
収録曲:エコセーズ WoO.83-1/トルコ・マーチ Op.113-4/ロンド ハ長調 WoO.48/2つのソナチネ 初期作品 ト長調 Anh.5-1/2つのソナチネ 初期作品 ヘ長調 Anh.5-2/ロンド ハ長調 Op.51-1/バガテル ハ短調 WoO.52/ロンドカプリチオ(なくした銅貨への怒り)ト長調 Op.129/ロンド ト長調 Op.51-2/7つのバガテル 第1番 変ホ長調 Op.33-1/7つのバガテル 第2番 ハ長調 Op.33-2/7つのバガテル 第3番 ヘ長調 Op.33-3/エリーゼのために WoO.59/ポロネーズ ハ長調 Op.89/11の新しいバガテル 第1番 ト短調 Op.119-1/11の新しいバガテル 第2番 ハ長調 Op.119-2/11の新しいバガテル 第3番 ニ長調 Op.119-3/11の新しいバガテル 第4番 イ長調 Op.119-4/スイスリートによるやさしい6つの変奏曲 WoO.64/バガテル ハ長調 WoO.56/ト調のメヌエット WoO.10/パイジェルロの歌劇〈水車小屋の娘〉の「歓び我を見捨てぬ」の主題による6つの変奏曲 WoO.70...
模範演奏というよりは芸術的な演奏?!
Sonatina in G Major, WoO Anh. 5 No. 1, I. Moderato
Sonatina in G Major, WoO Anh. 5 No. 1, II. Andantino
Sonatina in F Major, WoO Anh. 5 No. 2, I. Allegro assai
Sonatina in F Major, WoO Anh. 5 No. 2, II. Allegro - Rondo