この戴冠式の日のために王妃が、 英王室にふさしい
地味な年配女性に置きかわり、何か欠けているような、
王子達の母が王妃ではない不自然さを感じたし、
最初から最後までずっとダイアナ妃を思い出していた。
カミラ王妃が悪いとは思わない。けれども、、
英王室一丸となり、ダイアナ妃を追い出したから
チャールズ国王の戴冠式が成立したのか、、
何かしっくりとせず、モヤっとしたものがあった。
ダイアナ妃は我が子のために、たった一人で
巨大な英王室の伝統や血統と戦って敗れた。
戦いの相手が、この戴冠式に登場してきた人達
全てだったのかなと、そういう見方をしていた。
チャールズ皇太子とダイアナ妃夫妻の間で、
不倫や離婚スキャンダルが続いた時期に、
当時のチャールズ皇太子は、
国王の座を放棄して息子にその座を譲ると、、、
それが噂だったのか、報道されていた記憶がある。
そこまでして、若くて美しいダイアナ妃よりも
うんと年上の年配の幼馴染女性とダブル不倫で
手に入れたかった幸せとは、英国民の祝福よりも
個人的な幸せを選んだ人なのだな~と思ったので
心に正直に、国王の座を放棄すると思っていた。
ところが、エリザベス女王が崩御すると、
過去のスキャンダルは全て水に流してしまい
神の前で、国王になることを宣誓していたので
それこそが、背徳行為ではないかとモヤっとした。
ハリー王子の率直な感情がメーガン妃に伝わり、
ダイアナ妃を弔いたい気分になったのだろうと思ったし
私もテレビを見ながら、カミラさんに冠が被せられても
頭の中に浮かぶのは、美しいダイアナ妃だった。
戴冠式は、黒人の歌手や宗教者が登場する場面があり
全ての人種に平等であることを盛り込んでいたものの
そのアピールは、英王室と対立するメーガン妃の
感情をかえって逆なでするものだったかもしれない。
ダイアナ妃は、国民に祝福されて盛大に結婚し
二人の王子まで授かりながら、英王室を追い出されて
挙句の果てパパラッチに追われて交通事故で死亡した。
その死亡事故についても、英王室が仕組んだと
疑われて現場検証まで行われた。
ダイアナ妃が王妃では困るような何か、、
英王室の伝統を守るために選び抜かれた王家と宗教、
選ばれた階級階層の特権的な戴冠式のようだった。
最初からチャールズ国王とダイアナ妃の結婚がなければ
この戴冠式に、モヤっとはしなかった。