米前大統領トランプ氏が34件の罪状で起訴された。
起訴の主な理由は、選挙資金法違反。
アメリカでは前大統領が起訴されるのは歴史上初の
事件で大変な騒動になっている。
住まいのフロリダからNYに移送され、
4月4日(火)、形式的にマンハッタンの
裁判所に出廷することが決まっている。
表向きは、2016年選挙期間中に妻に浮気がバレないよう
元ポルノ女優のストーミー・ダニエル氏に口止め料を
支払ったことが問われているが、これだけではなく
重大な犯罪について、問われる可能性があると
言われている。
トランプ氏は、大統領時代に弾劾裁判が行われた時も
アメリカからウクライナ軍に支払われる援助資金を
数か月支払わず、プーチン大統領側との関係を深め、
自身の選挙活動資金にしようとしたりしてきた。また
自国の外交官を脅迫してクビにしたりと、様々な問題を
起こしてきたことについて、共和党の擁護によって
罷免を免れてきた。
2021年米連邦議会襲撃事件は
ペンス副大統領を襲うことが目的であり暴動を
扇動した主犯は、トランプ氏だったと言われている。
なぜ、ペンス副大統領が狙われたかといえば、
次期選挙がトランプ有利に進まない事を把握しており
ペンス副大統領も「選挙は公正に行われるべき」と語り
トランプ大統領に協力しなかったことから狙われた。
言い換えれば、トランプに不正をしろと言われたのを
断ったところ命を狙われたということになる。
それらのことについて捜査が続いているのか、
今後、どういった罪状が明らかになり、
どのような判決が下されるのかが興味深い。