アンドラーシュ・シフ

4 Impromptus, Op.90, D.899 - No.1 

 

2022年5月23日記事を読み返して改めて

SNSでアンドラーシュ・シフの言葉に

その通りだなと思った。

 

音楽は視覚的な芸術ではありません。

現代では人々は音楽を聴こうとせず、

見ようとします。

 

しかし音楽の中に「見る」物は何もない。

目を閉じてごらん。音楽はそこにあるのです。

 

昔、ビートルズの本を読んだ中に書いてあった事で

いつも女の子たちのキャーキャーと声援が会場から

聴こえるたびに、彼女たちは本当に僕たちの

音楽を理解してくれているのかに不安を感じて、

悩んだことがあったというような内容が

書かれてあった。

 

絶頂期にあっても、人気者であることよりも

音楽を聴いて欲しいと真摯に望んでいたことが

書かれてあった。 人気ロックスターもまた

視覚より、聴覚に訴えたかったことを知った。

 

🎹

 

クラシック音楽についてはその通りで

派手な演出で見せるものではなくて

演奏家が日々演奏技術を磨いて、

質の良い音楽を提供することに価値があり

観客の脳や心を満たすものだと思う。

 

 

最近、ラルク・アン・シエルのチケット不当販売の

騒動から思うところがあったけど・・・

 

昔、私がマネジメントの仕事に携わった時

光岡さんから言われた言葉で、

「チケットを売りさばけば、客はやってくる。

なんて簡単なことを考えるもんじゃない。

お客さんにメリットがなければダメなんだよ。

質の高い芸術を提供するのが仕事だから」

 

質の高い音楽や舞台芸術を提供するために、

時間をかけて人脈を作り顧客リストを作って、

様々な所にお声掛けをしてプレイガイドを回り、

芸術家の演奏会場の座席に空席を作らないために

誠心誠意、尽くしておられたのを思い出す。

 

ただ規模の大きさを追求するのではなくて、
音楽の創めたときの原点に返って、

音楽を聴いて下さる方々に感謝して、

何を提供するためにコンサートを行うのかを

見つめ直す必要があるのではないかなと思う。

 

心に残っている名言集

 

 

 

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