昨日レッスン中の先生との会話で
この際、Benthoven Piano sonata1楽章だけでも
良いので、全曲勉強してみたら?と言われて
なるほど。それもそうだ! おもしろそう。

今年、何曲触れることができるかわからないけど
何年間かかけて全曲網羅にチャレンジしてみようか

sonata No.8 op.13は悲愴。これは昔勉強した記憶がある。
でも今考えるとデタラメに弾いていたと思う。
今年、もう一度、じっくり勉強するのも良さそうだ。

「Beethoven作品はエネルギーのある若いうちに
勉強しておいた方がいいわよ」先生の口癖だけど
若いうちを通り過ぎた賞味期限切れの私だからこそ、
年を重ねた分の円熟味のある演奏に近づけるかもしれない。

様々な演奏を試みると
自分の眠った能力を目覚めさせてくれ
まだまだ引き出しを増やせることに気づく。
必ず年齢に応じた開発力ってあるものだ。

たまに、すごく頑固でかたくなな音楽好きな人に
出会うことがあるけど、それも個性かと思いながらも、
食わず嫌い、聞かずぎらい、演奏せずギライだと、
先入観と偏見で、あれが嫌いこれが嫌いと口走るあまりに
可能性ある引き出しも開かずじまいで、目の前にある
素晴らしいことに気づかず通り過ぎて行くのも惜しくみえる。

たまに、先生とバレンボイムの話で盛り上がることがあり
「バレンボイムって30代、40代の髪の生えた若い時代の演奏は
さっぱりつまらなかったのに、今、年を取り禿げあがってからの
バレンボイムって色気があって最高に素敵ですよね、演奏を見て
ドキドキしちゃいますよ!」

先生も「禿げたバレンボイムが好きだわ♡」というので
禿げあがったバレンボイムの取り合いになる。

何しろ、禿げてからのバレンボイムは色っぽくてカッコイイ
そこにハマっているからBeethoven sonataの勉強に意欲がわく