ママブロネタ「お仕事」からの投稿
今日は小学3年生の女の子にピアノを教える日だった。
夕方、レッスン室に入ってくるなり、
「先生、ミッキーマウスマーチの楽譜見て欲しいんだけど・・」
と、4ページほどの器楽パート譜を見せられた。
うちに習いにくる生徒のAちゃんは、ピアノパート希望で
「オーディションに立候補したの。できれば合格したい」
来週火曜日にオーディションが行われて一人が決定する。
オーディションのライバルは数名いるらしいので
なかなか合格するのは難しそうだ。
それでも、ピアノを習い始めてまだ1年半を超えた程度の
彼女が最後まで諦めずに努力して練習し、もし自力で
合格できたら、それは大きな収穫になり成長につながる。
不合格になっても当たり前。
バイエル程度の技術では、やや難しそうな伴奏を
少し背伸びしてチャレンジしてみようと精神が
素晴らしいので、今日はたっぷり猛特訓した。
彼女は私の言葉に全神経を集中させて耳を傾け
汗を流して真っ赤な顔でレッスンをしていた。
「来週月曜日のオーディション前日も、もし心配なら
先生の家に来てくれたら練習につきあうよ」と話すと
「学校から帰ったら先生ところに来たいなぁ」と言っていた。
結果はともかく、いつも本当に一生懸命に家で考えて練習をし
私の所でレッスンをする彼女の健気な姿勢には頭が下がる。
「音楽」の科目が一番大好きと言ってくれる彼女の言葉が嬉しいし
何事も今の前向きな気持ちを忘れずに成長してほしい。